ボイラーの通風に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。…

燃料及び燃焼に関する知識 第28問

ボイラーの通風に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A 煙突によって生じる自然通風力は、煙突の高さが高いほど、また、煙突内のガス温度が低いほど大きくなる。B 押込み通風は、誘引通風より大きな動力を要し、気密が不十分な場合、燃焼ガスが外部へ漏れ、ボイラー効率が低下する。C 誘引通風は、誘引ファンと煙突により燃焼ガスを吸い出す方式で、ガス中の腐食性物質によってファンが損傷しやすい。D 平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用した方式で、通常、燃焼室内を大気圧よりわずかに低い圧力に調節する。

正答 (5)
正答は (5)。C,Dが適切です。 【A 適切でない】 煙突による自然通風力は、煙突内のガス温度が高いほど大きくなります。低いほどではありません。 通風力は、煙突の中の軽い熱いガスと、外の重い冷たい空気との重さの差から生まれます。ガスが熱いほど軽くなり、差が大きくなります。煙突が高いほど大きくなるのは、その差を働かせる長さが増えるからです。 【B 適切でない】 押込み通風は、誘引通風より小さな動力ですみます。 押込ファンが扱うのは常温の空気、誘引ファンが扱うのは高温の燃焼ガスです。同じ質量なら、温かい気体のほうが体積が大きく、大きなファンと大きな動力が要ります。
解説の続きをみる続きを閉じる
なお、気密が不十分な場合に燃焼ガスが外部へ漏れる、という点は押込み通風の弱点としてそのとおりです。 【C 適切】 誘引通風は、誘引ファンと煙突により燃焼ガスを吸い出す方式で、ガス中の腐食性物質によってファンが損傷しやすくなります。 【D 適切】 平衡通風は押込ファンと誘引ファンを併用した方式で、通常、燃焼室内を大気圧よりわずかに低い圧力に調節します。 【わずかに低くするわけ】 高ければ燃焼ガスが吹き出し、低すぎれば冷たい空気が吸い込まれる どちらも避けたいので、ほんの少しだけ低いところで釣り合わせます。

出典:一級ボイラー技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「燃料及び燃焼に関する知識」のほかの問題

  1. 2024年上半期(2024年10月公表) 第28問ファンに関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
  2. 2024年下半期(2025年4月公表) 第26問油だきボイラーの燃焼室が具備すべき要件に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか
  3. 2025年上半期(2025年10月公表) 第24問液体燃料の供給装置に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
  4. 2023年上半期(2023年10月公表) 第22問重油の添加剤に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちど
  5. 2023年上半期(2023年10月公表) 第30問重油燃焼ボイラーの低温腐食などに関し、次のうち適切でないものはどれか。
  6. 2023年下半期(2024年4月公表) 第28問ボイラーの通風に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうち

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク