油だきボイラーの燃焼室が具備すべき要件に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第26問
油だきボイラーの燃焼室が具備すべき要件に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)燃焼室は、燃料と燃焼用空気との混合が有効に、かつ、急速に行われる構造であること。
- (2)燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる大きさであること。
- (3)燃焼室は、バーナタイルを設けるなど、着火を容易にする構造であること。
- (4)燃焼室に使用する耐火材は、設定の燃焼温度に耐え、長期間使用しても焼損、スラグの溶着などの障害が生じないものであること。
- (5)燃焼室の炉壁は、空気や燃焼ガスの漏入、漏出がなく、放射熱損失の少ない構造であること。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より長くなる大きさでなければなりません。短くては、燃え切らないうちに外へ出ます。
燃え残った燃料は、煙道や空気予熱器で燃え出して二次燃焼になり、すすとなって伝熱面を汚し、ばいじんとして外へ出ます。燃焼室の大きさは、「燃え切るまでの時間を炉の中で確保できるか」で決まります。
【燃焼室が備えるべき要件】
燃料と燃焼用空気との混合が有効に、かつ急速に行われる構造であること
燃焼ガスの炉内滞留時間が、燃焼完結時間より長くなる大きさであること
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バーナタイルを設けるなど、着火を容易にする構造であること
火炎が伝熱面や炉壁を直射しない構造であること
使用する耐火材は、設定の燃焼温度に耐え、長期間使用しても焼損やスラグの溶着などの障害が生じないものであること
炉壁は、空気や燃焼ガスの漏入・漏出がなく、放射熱損失の少ない構造であること
【混合を「急速に」行う理由】
混ざるのを待っているあいだは燃えない
混ざる時間が短いほど、燃え切るまでの時間も短くなり、炉を小さくできます。
【バーナタイルの役目】
高温に焼けて、火炎の根元を安定させる
着火してすぐの燃料はまだ温度が足りません。焼けたタイルから熱をもらうことで、火が消えずに続きます。
出典:一級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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