重油の性質について、適切でないものは次のうちどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第22問
重油の性質について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)重油の密度は、温度が上昇すると減少する。
- (2)引火点の低い重油は、一般に粘度も低く密度も小さい。
- (3)重油の比熱は、温度及び密度によって変わる。
- (4)重油の実際の引火点は、一般に100℃前後である。
- (5)密度の大きい重油は、密度の小さい重油より単位質量当たりの発熱量が大きい。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
密度の大きい重油は、密度の小さい重油より単位質量当たりの発熱量が小さくなります。大きい、では逆です。
密度の小さい(軽い)油ほど水素分が多く、水素は炭素より多くの熱を出します。だからA重油のほうが、C重油より1kg当たりの発熱量が大きくなります。
【重油の性質】
密度 温度が上昇すると減少する(温まると膨らむ)
引火点 低い重油は、一般に粘度も低く密度も小さい
実際の引火点は、一般に100℃前後
比熱 温度及び密度によって変わる
解説の続きをみる続きを閉じる
発熱量 密度の小さい重油ほど、単位質量当たりの発熱量が大きい
【密度・粘度・引火点がそろって動くわけ】
どれも「どれだけ軽い成分でできているか」を映している
軽い成分が多ければ、密度は小さく、さらさらしていて、低い温度でも蒸気を出します。三つは別々の性質ではなく、一つのことの三つの見え方です。
【引火点と着火温度】
引火点 火を近づけたときに燃え出す最低の温度。重油で100℃前後
着火温度 自然に燃え始める最低の温度。重油で250〜400℃
【密度と体積で気をつけること】
重油は体積で取引されるが、発熱量は質量で決まる
温度が上がれば体積が増えるので、同じ量を買っても入っている熱は減ります。取引には基準温度が定められています。
出典:二級ボイラー技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「燃料及び燃焼に関する知識」のほかの問題
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第22問次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第30問ボイラーの通風に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうち
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第28問ボイラーの燃料の燃焼により発生するNOₓの抑制方法に関するAからDまでの記述のうち、適切
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第26問ボイラーの油バーナに関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第24問ボイラーの液体燃料の供給装置について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第22問重油の性質について、適切でないものは次のうちどれか。
スポンサーリンク

