炭素鋼に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第23問
炭素鋼に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)炭素鋼は、強度が大きく、じん性に富んでいるが、さびやすい。
- (2)炭素鋼には、鉄や炭素のほかに脱酸剤としてケイ素やマンガンが、不純物としてリンや硫黄が、含まれる。
- (3)炭素鋼は、一般に、炭素量が多くなると強度と硬度は増すが、展延性は低下する。
- (4)炭素鋼は、炭素量によって軟鋼、中鋼及び硬鋼に大別され、ボイラー用材料としては主に炭素量が少ない硬鋼が使用される。
- (5)炭素鋼は、圧延鋼材や鋼管に加工されるほか、鍛鋼品や鋳鋼品に成形される。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
ボイラー用材料に主に使われるのは軟鋼です。硬鋼ではありません。そもそも「炭素量が少ない硬鋼」という言い方自体が成り立ちません。硬鋼は炭素量が多いものを指すからです。
【炭素鋼の区分】
炭素量が少ない 軟鋼
中鋼
炭素量が多い 硬鋼
【軟鋼を使うわけ】
曲げ、溶接といった加工に耐えられる
ボイラーは板を丸め、溶接して組み立てます。硬くてもろい材料では、その工程で割れてしまいます。
【炭素の量と性質】
炭素が多くなる → 強度と硬度は増すが、展延性は低下する
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強くなることと、伸びることは引き換えの関係にあります。
【炭素鋼に含まれるもの】
加えるもの(脱酸剤) ケイ素、マンガン
混じるもの(不純物) リン、硫黄
ケイ素とマンガンは、溶けた鋼から酸素を取り去るためにわざと加えます。リンと硫黄は原料から混じってくるもので、鋼をもろくします。
【そのほかの性質】
強度が大きく、じん性に富むが、さびやすい
圧延鋼材や鋼管に加工されるほか、鍛鋼品や鋳鋼品に成形される
出典:ボイラー整備士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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