ボイラーの工作に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第23問
ボイラーの工作に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A 波形炉筒は、厚板の場合には、鋼板を曲げ加工と溶接によって円筒形としたものを特殊ロール機を用いて、徐々に波形に成形する。B 胴板の曲げ加工では、板厚が38㎜程度までの鋼板には水圧プレスを使用するが、それより厚い鋼板には曲げローラを使用する。C 鏡板は、鋼板を切断後、鋼板をプレスによって成形するか、又は縁曲げ機によって成形する。D 煙管の管板への取り付けは、ころ広げにより行い、火炎に触れる端部を縁曲げする。E 過熱管の取り付けは、ころ広げのみで行わなければならない。
- (1)A,B,D,E
- (2)A,C
- (3)A,D,E
- (4)B,C,E
- (5)C,D
正答 (5)
正答は (5)。C,Dが適切です。
【C 適切】
鏡板は、鋼板を切断したあと、プレスで成形するか縁曲げ機で成形します。
【D 適切】
煙管は、管板の穴に差し込んでころ広げ(管を内側から押し広げて密着させる)で取り付け、火炎に触れる端部を縁曲げします。縁曲げは、高温にさらされる管端が焼き減るのを防ぐためです。
【B 適切でない】
厚い板と薄い板で、使う機械が逆です。薄い鋼板は曲げローラで丸め、厚い鋼板は大きな力の出る水圧プレスを使います。
薄いものはローラで転がせば曲がりますが、厚いものはそれでは曲がりません。力の大きさで道具が決まる、と考えれば取り違えません。
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【E 適切でない】
過熱管の取り付けは、ころ広げだけとは限りません。溶接によることもあります。「のみで行わなければならない」という言い切りが誤りです。
【A 適切でない】
波形炉筒の成形を厚板の場合に限っている点が誤りです。板の厚さによって手順は変わり、「厚板の場合には」という条件の付け方が実際と合いません。
【波形炉筒はなぜ波形か】
熱による伸び縮みを波が吸収する
同じ板厚でも外からの圧力に強い
伝熱面積が平滑なものより大きくなる
炉筒は外側から圧力を受けます。まっすぐな筒は押し潰されやすいのに対し、波形は形が崩れにくくなります。
【ころ広げ】
管を管板の穴に差し込み、内側から押し広げて密着させる
水漏れを止めると同時に、管を抜けないように固定する
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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