ボイラーの附属設備に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第24問
ボイラーの附属設備に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)エコノマイザは、一般に、フィン付き鋼管又はステンレス鋼管及び管寄せにより構成されている。
- (2)エコノマイザは、煙道に設置して排ガスの余熱を回収し、給水の予熱に利用する装置である。
- (3)硫黄を含む燃料の場合、エコノマイザの燃焼ガス側には、低温腐食が発生しやすい。
- (4)空気予熱器は、燃焼用空気温度が高くなるので、燃料の着火、燃焼を良好にする効果がある。
- (5)プレート形の伝導式(熱交換式)空気予熱器は、金属板の伝熱体を円筒内に収め、これを回転させ燃焼ガスと空気に交互に接触させて伝熱を行うものである。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
金属板の伝熱体を円筒に収めて回転させ、燃焼ガスと空気に交互に触れさせるのは再生式(蓄熱式)の空気予熱器です。プレート形は伝導式(熱交換式)で、回転しません。
【空気予熱器の2つの方式】
伝導式(熱交換式) 鋼板や管を隔てて、燃焼ガスと空気を同時に流す。
プレート形、管形がある。動く部分がない
再生式(蓄熱式) 伝熱体をいったん温め、それを空気側へ運んで熱を渡す。
回転式が代表。伝熱面積を小さくできるが、漏れがある
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隔てて同時に渡すか、ためてから運ぶか。この違いが名前になっています。
【空気予熱器の効果】
燃焼用空気の温度が上がるので、燃料の着火・燃焼がよくなる
排ガスの熱を回収するので、効率が上がる
燃焼温度が上がるため、窒素酸化物が増えやすい
よいことばかりではない点も問われます。
【エコノマイザ】
煙道に設置し、排ガスの余熱で給水を予熱する
フィン付き鋼管またはステンレス鋼管と管寄せで構成する
【低温腐食】
硫黄を含む燃料では、排ガス中の硫黄酸化物が水分と結びついて硫酸になる
エコノマイザや空気予熱器のように温度の低い部分で結露し、金属を侵す
排ガスの熱を回収するほど排ガスは冷え、露点を下回りやすくなります。効率を上げようとすると低温腐食の危険が増す、という関係にあります。
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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