ボイラーの安全弁、逃がし弁及び逃がし管に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第25問
ボイラーの安全弁、逃がし弁及び逃がし管に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)安全弁は、蒸気圧力が設定圧力に達すると、自動的に弁体が開いて蒸気を吹き出し、蒸気圧力の上昇を防ぐ機能を持つ。
- (2)安全弁のリフトとは、弁体が開いたときの弁体と弁座間の面積をいう。
- (3)全量式安全弁は、同一呼び径の揚程式安全弁に比べて、吹出し容量が大きい。
- (4)逃がし弁の構造は、安全弁とほぼ同様であるが、逃がし弁は、液体の圧力によって弁体を押し上げて液体を逃がすものである。
- (5)逃がし管は、温水ボイラーの安全装置で、ボイラー水の膨張による圧力上昇を防ぐために設けられる。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
リフトとは、弁体が開いたときの弁体と弁座の間の「距離」です。面積ではありません。
リフト 弁体が持ち上がった高さ
【揚程式と全量式】
揚程式 リフトが小さい。吹出し量は弁座口の面積で決まる
全量式 リフトが大きい。吹出し量は弁座口ではなく、のど部の面積で決まる
同じ呼び径なら、全量式のほうが吹出し容量は大きくなります。弁が高く持ち上がるぶん、蒸気の通り道が広くなるからです。
【安全弁のはたらき】
蒸気圧力が設定圧力に達すると自動的に弁体が開き、蒸気を吹き出して圧力の上昇を防ぐ
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【逃がし弁】
構造は安全弁とほぼ同じ
液体の圧力で弁体を押し上げ、液体を逃がす
気体を逃がすのが安全弁、液体を逃がすのが逃がし弁です。温水ボイラーのように水で満たされたものには逃がし弁を使います。
【逃がし管】
温水ボイラーの安全装置
ボイラー水が温まって膨らんだぶんを逃がし、圧力上昇を防ぐ
弁を設けてはならない(途中で閉じられると役に立たないため)
逃がし管は弁のない開放された管です。動く部分がないので、確実に働きます。
【安全弁に関する用語】
吹出し圧力 弁が開き始める圧力
吹止まり圧力 弁が閉じる圧力
吹下がり 吹出し圧力と吹止まり圧力の差
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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