ボイラーの水処理装置及び清缶剤に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第28問
ボイラーの水処理装置及び清缶剤に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)軟化剤は、不溶性の化合物(スラッジ)をボイラー水に溶解させるための薬剤である。
- (2)低圧ボイラーで使用される清缶剤には、りん酸ナトリウムなどがある。
- (3)軟化器は、残留硬度の許容限度である貫流点に達したら通水をやめ、通常、食塩水で樹脂再生を行う。
- (4)清缶剤は、ボイラー本体へのスケールの付着の防止とボイラー水のpHの調節機能がある。
- (5)単純軟化法では、軟化装置の樹脂再生を行っても徐々に強酸性陽イオン交換樹脂が劣化するので、1年に1回程度、鉄分などによる汚染を調査し、樹脂の洗浄及び補充を行う。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でありません。
軟化剤は、ボイラー水に溶けている硬度成分(カルシウムやマグネシウム)を不溶性の化合物(スラッジ)に変えて、伝熱面に硬いスケールとして付かないようにする薬剤です。スラッジを「溶解させる」ものではありません。
硬いスケールのまま伝熱面に張り付かせず、泥状にして底に沈め、吹出しで外へ出す、という考え方です。
硬度成分 → (軟化剤) → スラッジ(泥状) → 吹出しで排出
【清缶剤のはたらき】
スケールの付着を防ぐ
ボイラー水のpHを調節する
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腐食を防ぐ
スラッジを分散させて沈みやすくする
【低圧ボイラーで使う清缶剤】
りん酸ナトリウム、炭酸ナトリウムなど
【軟化器】
強酸性陽イオン交換樹脂に水を通し、カルシウムやマグネシウムをナトリウムに置き換える
樹脂の能力が尽き、残留硬度が許容限度(貫流点)に達したら通水をやめる
通常、食塩水で樹脂を再生する
【樹脂の手入れ】
再生を繰り返しても樹脂は少しずつ劣化する
1年に1回程度、鉄分などによる汚染を調べ、樹脂の洗浄と補充を行う
【単純軟化法で取れないもの】
硬度成分は取れるが、溶けている酸素や二酸化炭素、シリカは取れない
軟化器は硬さだけを取る装置です。腐食の原因になる溶存酸素は、脱気器や脱酸素剤で別に処理します。
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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