溶接で製造するボイラーのAからDまでの部位について、溶接を避けなければならない部位を全てあげた組合せは、(1)~(5)の…

ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 第6問

溶接で製造するボイラーのAからDまでの部位について、溶接を避けなければならない部位を全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A 著しく高温にさらされる、炉筒上部の長手継手部分B 応力集中が起きる、厚さが異なる板の突合せ部分C 圧縮応力だけを受ける部分D 著しく曲げ応力を受ける、皿形鏡板のすみの丸みがある部分

正答 (2)
正答は (2)。A,B,D が、溶接を避けなければならない部位です。 【避ける部位】 A 著しく高温にさらされる、炉筒上部の長手継手部分 B 応力集中が起きる、厚さが異なる板の突合せ部分 D 著しく曲げ応力を受ける、皿形鏡板のすみの丸みがある部分 【Cが避ける部位でないわけ】 圧縮応力だけを受ける部分は、溶接してよい 溶接部の弱点は、引張りや曲げで開こうとする力に対して出ます。割れも未溶着部も、押し付けられている間は広がりません。 【なぜAが危ないか】 炉筒の上部は火炎に近く、いちばん熱くなる
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そのうえ長手継手は周方向の引張応力を受けます。高温と大きな引張りが重なる場所です。 【なぜBが危ないか】 厚さが急に変わると、そこに力が集まる 板厚が違うものを突き合わせるときは、厚いほうを削ってなだらかにつなぎます(テーパを付ける)。段のままでは、段の根元に応力が集中します。 【なぜDが危ないか】 すみの丸みの部分は、曲げ応力がいちばん大きい 皿形鏡板は、中央の球面殻と胴側をつなぐすみの丸みの部分で形が急に変わります。そこは成形加工でも傷みやすく、溶接の欠陥が重なると割れます。 【まとめると】 高温・応力集中・曲げが大きい → 避ける 圧縮だけ           → 差し支えない この三つを覚えておけば、言い回しが変わっても判断できます。

出典:普通ボイラー溶接士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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