次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句又は数値の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。…
溶接機器の取扱方法に関する知識 第30問
次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句又は数値の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。「手溶接用のアーク溶接機として必要な条件は、外部特性として[A]を有し、アーク電圧[B]Vにおいてほぼ一定の電流が流れ、効率が良く、かつ、[C]溶接機では力率が良いことである。」
- (1)A: 定電圧特性 B: 20~40 C: 直流
- (2)A: 定電流特性 B: 40~60 C: 直流
- (3)A: 定電流特性 B: 40~60 C: 交流
- (4)A: 垂下特性 B: 20~40 C: 交流
- (5)A: 垂下特性 B: 40~60 C: 直流
正答 (4)
正答は (4)。A=垂下特性、B=20〜40、C=交流 です。
文章はこうなります。
「手溶接用のアーク溶接機として必要な条件は、外部特性として垂下特性を有し、アーク電圧20〜40Vにおいてほぼ一定の電流が流れ、効率が良く、かつ、交流溶接機では力率が良いことである。」
【垂下特性が要るわけ】
人の手は必ずぶれ、アーク長が変わる
アーク長が変われば電圧が変わります。垂下特性の電源は、電圧が変わっても電流があまり変わらないので、ビードの大きさが安定します。
【アーク電圧20〜40V】
被覆アーク溶接の、実際の作業範囲
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40〜60Vでは高すぎます。無負荷電圧(80V前後)と取り違えさせる作りです。
【交流溶接機で力率が問題になるわけ】
変圧器とリアクトルを使うので、力率が低くなりやすい
力率が低いと、同じ仕事をするのに大きな電流を電源から取ることになり、設備に負担をかけます。力率改善用のコンデンサを付けます。直流(整流器形)は三相から取るので、力率の問題がありません。
【電源の外部特性】
垂下特性 電流が増えると電圧が大きく下がる。手溶接向き
定電流特性 電圧が変わっても電流がほとんど変わらない。ティグ
定電圧特性 電流が変わっても電圧がほとんど変わらない。
半自動・自動溶接向き
上昇特性 電流が増えると電圧も上がる
【そのほかの必要な条件】
無負荷電圧が高すぎないこと(感電の危険を小さくする)
短絡時に流れる電流があまり大きくならないこと
短絡したあと、再びアークが出やすいこと
【短絡が起きるわけ】
被覆アーク溶接では、溶接棒が母材に触れることが絶えずある
出典:特別ボイラー溶接士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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