アーク溶接機器及びそれに関連する用語に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…
溶接機器の取扱方法に関する知識 第30問
アーク溶接機器及びそれに関連する用語に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 手溶接用の交流アーク溶接機には、定電圧特性の電源が用いられる。B 定格使用率とは、10分間に定格出力電流で連続して溶接できる負荷時間と全時間との割合である。C 磁気吹きとは、アークが発生して変圧器の二次巻線に電流が流れ始めると、漏えい磁束が大きくなる現象をいう。D ミグ溶接の直流アーク溶接機には、定電圧特性又は上昇特性の電源が用いられる。
- (1)A,B
- (2)A,B,D
- (3)A,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (4)
正答は (4)。B,D が適切です。
【適切なもの】
B 定格使用率とは、10分間に定格出力電流で連続して溶接できる
負荷時間と全時間との割合である
D ミグ溶接の直流アーク溶接機には、定電圧特性または上昇特性の
電源が用いられる
【AとCの誤り】
A 手溶接用の交流アーク溶接機に用いられるのは、定電圧特性では
なく垂下特性の電源
C 磁気吹きとは、アークが磁力によって曲げられる現象。
「漏えい磁束が大きくなる現象」ではない
【手溶接に垂下特性が合うわけ】
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人の手は必ずぶれ、アーク長が変わる
アーク長が変われば電圧が変わります。垂下特性なら、電圧が変わっても電流はあまり変わらないので、ビードの大きさが安定します。
【半自動・自動に定電圧特性が合うわけ】
アーク長が短くなると電流が増え、ワイヤが速く溶ける
放っておいてもアーク長が元に戻ります(自己制御作用)。
【定格使用率】
10分間のうち、定格出力電流で溶接してよい時間の割合
たとえば定格使用率40%なら、10分間のうち4分まで。残りは休ませて冷やします。連続して使うと巻線が焼けます。
【磁気吹きとは】
電流の通り道が偏ると、アークのまわりの磁界も偏る
その偏りにアークが押され、横へ吹き流される
向きの変わらない直流で起きやすく、交流では打ち消されます。アース線を2か所から取る、位置を変える、アーク長を短くする、といった対策があります。
【漏えい磁束が出てくる場面】
可動線輪形の交流アーク溶接機で、電流を調整するしくみ
一次巻線と二次巻線の距離を変え、漏えい磁束を増減させて電流を変えます。磁気吹きとは別の話です。
出典:特別ボイラー溶接士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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