揚貨装置を用いて作業を行うときに使用するワイヤスリング等のスリングの状態については、法令上、点検の実施が定められているが…
関係法令 第15問
揚貨装置を用いて作業を行うときに使用するワイヤスリング等のスリングの状態については、法令上、点検の実施が定められているが、当該点検の実施時期に関する記述として、法令に定める内容と一致するものは次のうちどれか。
- (1)その日の作業を開始する前に行う。
- (2)その日の作業の開始後、遅滞なく行う。
- (3)その日の作業を開始する前及び終了した後に行う。
- (4)当該船舶における荷役作業を開始した後、遅滞なく行う。
- (5)その日の午前及び午後の作業を開始する前並びに終了した後に行う。
正答 (1)
正答は (1)。その日の作業を開始する前に行います。
ワイヤスリング等のスリングの点検は、その日の作業を開始する前です。
【ほかの選択肢の誤り】
(2) 作業の開始後、遅滞なく → 開始してからでは遅い
(3) 開始する前及び終了した後 → 終了後の点検は定められて
いない
(4) 荷役作業を開始した後、遅滞なく → 開始してからでは遅い
(5) 午前及び午後の作業を開始する前並びに終了した後
→ 余分なものが足されている
【「その日の作業を開始する前」】
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毎日、作業を始める前に一度
一日に何度も、という定めではありません。また、終了後の点検も求められていません。余分なものを足した選択肢も誤りになります。
【開始後では意味がないわけ】
スリングが傷んでいれば、最初の一荷で切れる
点検は、事故が起きる前に取り除くためのものです。作業が始まってしまえば、人はすでに危険の中にいます。
【ほかの「開始する前」の点検】
揚貨装置の作動状態の点検
ハッチビーム等の固定の状態の点検
危険物等が存するかの調査
港湾荷役に関する点検は、そろってこの形です。
【何を見るか】
ワイヤロープ 素線の断線、直径の減少、キンク、形くずれ、腐食
つりチェーン 伸び、断面の直径の減少、き裂
フック 変形、き裂、口の開き
もっこ 網目のほつれ、綱の傷み
【異常が見つかったら】
使用しない。取り替える
その日のうちに直せないものは、使わないという判断になります。
【「その日の」という言葉】
前日に問題がなくても、当日にまた確かめる
出典:揚貨装置運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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