揚貨装置の取扱いなどに関するAからDまでの記述について、法令上、誤っているもののみを全てあげた組合せは(1)~(5)のう…
関係法令 第19問
揚貨装置の取扱いなどに関するAからDまでの記述について、法令上、誤っているもののみを全てあげた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 揚貨装置を用いて、荷の巻上げ又は巻卸しの作業を行うときは、当該作業の開始後遅滞なく、揚貨装置の作動状態について点検し、異常がないことを確認しなければならない。B 揚貨装置等を用いて、荷の巻出しの作業を行うときは、巻出索に用いるみぞ車を、ビームクランプ、シャックル、リング、ストラップ等の取付具により船のフレームに取り付けてはならない。C 揚貨装置の運転者を荷をつったまま作業位置から離れさせてはならない。ただし、作業の性質上やむを得ない場合又は安全な作業の遂行上必要な場合に、揚貨装置の運転を停止し、かつ、ブレーキをかけるときは、この限りでない。D 揚貨装置等を用いて、船倉の内部の荷で、ハッチの直下にあるもの以外のものを巻き上げる作業を行うときは、巻出索を使用する等により、あらかじめ、当該荷をハッチの直下に移してから行わなければならない。
- (1)A,B,C
- (2)A,D
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (1)
正答は (1)。A,B,C が誤りです。
【Aの誤り】
揚貨装置の作動状態の点検は、作業を開始する前に行います。
「作業の開始後遅滞なく」ではありません。
【Bの誤り】
巻出索に用いるみぞ車は、ビームクランプ、シャックル、リング、ストラップ等の取付具により、船体の適当な部分に確実に取り付けなければなりません。「取り付けてはならない」という
禁止ではありません。
【Cの誤り】
揚貨装置の運転者を、荷をつったまま作業位置から離れさせてはなりません。ただし書きはありません。
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「運転を停止し、ブレーキをかければよい」という例外を付け足してありますが、そのような定めはありません。荷をつったままである以上、ブレーキが効かなくなれば荷は落ちます。
【Dは正しい】
ハッチの直下にない荷を巻き上げるときは、巻出索を使用する等により、あらかじめハッチの直下に移してから行う
【この設問の作り方】
「開始する前」を「開始後遅滞なく」に差し替える
「取り付けなければならない」を「取り付けてはならない」に裏返す
存在しない「ただし書き」を足す
三つとも、義務を緩めるか裏返すかという手口です。
【荷をハッチの直下に移すわけ】
真上から引かないと、荷が斜めに振られて船倉の壁に当たる
巻出索で横へ引き、いったん直下へ持ってきてから巻き上げます。斜めにつらないというのは、クレーン全般に共通する原則です。
【みぞ車を確実に取り付けるわけ】
引く力がかかるので、外れれば索がはじける
だから禁止ではなく、確実に取り付けることを求める決まりになっています。
【運転位置を離れてはいけないわけ】
荷の下には人がいる。運転士がいなければ止められない
出典:揚貨装置運転士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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