油圧駆動モータに関するAからEまでの記述について、適切でないもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第27問
油圧駆動モータに関するAからEまでの記述について、適切でないもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 油圧駆動モータは、高圧の油を動力源に用い、回転運動として動力を得る装置であるが、高圧の油を得るために油圧ポンプとそれを駆動する電動機などが必要である。B 油圧駆動モータは、一般に、電動機に比べ小型軽量で、加減速性能が極めて良好で遠隔操作も可能であるが、油漏れが起きやすく、火花禁止の場所では使用できない欠点がある。C 油圧駆動モータは、作動油の温度変化の影響を受けない構造で、常に一定の効率で駆動することができる。D ベーンモータは、ロータに取り付けたベーンとカムリングで構成する各油室に圧油を送ってロータを回転させ、モータ軸に回転運動を与える構造である。E ラジアル形プランジャモータは、プランジャが回転軸と同一方向に配列されたもので、プランジャの往復運動により偏心板が回転し、モータ軸に回転運動を与えるものである。
- (1)A,B,C,E
- (2)A,D
- (3)B,C,D
- (4)B,C,E
- (5)D,E
正答 (4)
正答は (4)。B,C,E が適切でありません。
【Bの誤り】
油圧駆動モータは火花を出さないので、火花禁止の場所でも使用できるのが長所です。「使用できない」は逆です。
【Cの誤り】
油圧駆動モータは、作動油の温度変化の影響を受けます。
「影響を受けない構造」は誤りです。
【Eの誤り】
プランジャが回転軸と同一方向に配列されたものはアキシャル形です。ラジアル形は、プランジャが回転軸に対して放射状に配列されたものです。
【適切なもの】
A 高圧の油を動力源に用い、回転運動として動力を得る装置で、
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油圧ポンプとそれを駆動する電動機などが必要
D ベーンモータは、ロータに取り付けたベーンとカムリングで
構成する各油室に圧油を送ってロータを回転させる
【アキシャルとラジアル】
アキシャル 軸方向。プランジャが軸と同じ向きに並ぶ
ラジアル 放射方向。プランジャが軸から外向きに並ぶ
「アキシャル」は軸、「ラジアル」は半径。車のタイヤのラジアル構造も、コードが放射方向に並ぶことから来ています。
【油圧駆動モータの長所】
電動機に比べ小型軽量
加減速性能が極めて良好
遠隔操作ができる
無段階に速度を変えられる
火花が出ないので、火花禁止の場所でも使える
タンカーのように可燃性ガスのおそれがある船では、これが決め手になります。
【油圧駆動モータの短所】
油漏れが起きやすい
作動油の温度変化で粘度が変わり、効率が変わる
油圧ポンプとその駆動源が別に要る
寒いと油が固くなり、熱いと柔らかくなります。「影響を受けない」という言い切りは、油圧の性質からして成り立ちません。
出典:揚貨装置運転士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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