電動機に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第28問
電動機に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)巻線形三相誘導電動機は、かご形三相誘導電動機に比べ、構造が簡単で、取扱いも容易である。
- (2)直流電動機は、交流電動機に比べ速度の制御性能が良い。
- (3)直流電動機では、固定子を界磁と呼ぶ。
- (4)巻線形三相誘導電動機は、固定子側も回転子側も巻線になっており、回転子巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続される。
- (5)かご形三相誘導電動機は、インバーター装置を用いることにより、精度の高い速度制御を行うことができる。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でありません。
構造が簡単で取扱いも容易なのは、かご形三相誘導電動機のほうです。巻線形はかご形より構造が複雑です。
【かご形と巻線形】
かご形 回転子が、かごのような導体(棒と端絡環)
構造が簡単、丈夫、安い、取扱いが容易
巻線形 回転子も巻線。スリップリングと外部抵抗で
始動電流を抑え、速度を調節できる
構造が複雑で、手入れが要る
かご形は簡単・丈夫、巻線形は制御がきく。長所と短所が裏返しになっています。
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【ほかの選択肢】
(2) 直流電動機は、交流電動機に比べ速度の制御性能が良い 適切
(3) 直流電動機では、固定子を界磁と呼ぶ 適切
(4) 巻線形は固定子側も回転子側も巻線で、回転子巻線は
スリップリングを通して外部抵抗と接続される 適切
(5) かご形は、インバーター装置を用いることにより、精度の高い
速度制御を行うことができる 適切
【インバーターが変えたこと】
かご形でも、精度の高い速度制御ができるようになった
かつては、速度を細かく変えたければ巻線形か直流電動機を使うしかありませんでした。インバーターで周波数を変えられるようになったので、丈夫で簡単なかご形のまま制御ができるようになりました。今では、かご形とインバーターの組合せが主流です。
【直流電動機の部分の呼び名】
固定子 界磁(磁界をつくる)
回転子 電機子(電流が流れて力を受ける)
【外部抵抗の役目】
始動時の電流を抑え、始動トルクを大きくする
抵抗を変えて回転数を調節する
【スリップリング】
回転する巻線に外から電流をやりとりするための輪
かご形にはありません。
出典:揚貨装置運転士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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