つり上げ荷重10tの転倒するおそれのあるジブクレーン(以下、本問において「クレーン」という。)の検査に関する記述として、…
関係法令 第16問
つり上げ荷重10tの転倒するおそれのあるジブクレーン(以下、本問において「クレーン」という。)の検査に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- (1)クレーンのジブに変更を加えた者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、変更検査を受けなければならない。
- (2)変更検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
- (3)使用再開検査における安定度試験は、定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷をつって、逸走防止装置を作用させ、安定に関し最も不利な条件で地切りすることにより行うものとする。
- (4)使用再開検査を受ける者は、当該検査に立ち会わなければならない。
- (5)登録性能検査機関は、クレーンに係る性能検査に合格したクレーンについて、クレーン検査証の有効期間を更新するものとするが、性能検査の結果により2年未満又は2年を超え3年以内の期間を定めて更新することができる。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
安定度試験は、定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷をつって、安定に関し最も不利な条件で地切りすることにより行います。「逸走防止装置を作用させ」という条件は、条文にありません。
逸走防止装置は、屋外のクレーンが強風で走り出すのを防ぐ装置で、転倒の確認とは関わりがありません。
【検査ごとの試験】
落成検査 荷重試験(定格荷重の1.25倍)+安定度試験(1.27倍)
変更検査 同上
使用再開検査 同上
性能検査 荷重試験のみ(定格荷重に相当する荷重)
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【そのほか定められていること】
変更検査 ジブに変更を加えた者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要が
ないと認めたものを除き、受けなければならない
立会い 使用再開検査を受ける者は、当該検査に立ち会わなければならない
有効期間の更新 登録性能検査機関は、性能検査に合格したクレーンについて
クレーン検査証の有効期間を更新する。性能検査の結果により2年未満または2年を超え3年以内の期間を定めて更新することができる
【「最も不利な条件」とは】
いちばん倒れやすい向き・作業半径にすること
わざと危ない側で試します。そこで倒れなければ、どの向きでも大丈夫だと確かめられます。
【1.25と1.27】
荷重試験 1.25倍(強さを見る)
安定度試験 1.27倍(転倒しないかを見る)
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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