「電気設備に関する技術基準を定める省令」における電路の保護対策について記述したものである。次の空欄[A]及び[B]の組合…

一般問題 第30問

「電気設備に関する技術基準を定める省令」における電路の保護対策について記述したものである。次の空欄[A]及び[B]の組合せとして,正しいものは。電路の [A] には,過電流による過熱焼損から電線及び電気機械器具を保護し,かつ,火災の発生を防止できるよう,過電流遮断器を施設しなければならない。また,電路には, [B] が生じた場合に,電線若しくは電気機械器具の損傷,感電又は火災のおそれがないよう, [B] 遮断器の施設その他の適切な措置を講じなければならない。ただし,電気機械器具を乾燥した場所に施設する等 [B] による危険のおそれがない場合は,この限りでない。

正答 イ
正答は (1)。 【結論】 Aには必要な箇所、Bには地絡が入ります。 【前半の空欄A】 条文は「電路の必要な箇所には、過電流による過熱焼損から電線及び 電気機械器具を保護し、かつ、火災の発生を防止できるよう、過電流遮断器を施設しなければならない」と定めています。 「すべての分岐回路」ではありません。分岐回路のすべてに遮断器が要る、と決めてしまうと、遮断器を置かないほうが安全な場所まで縛ることになります。 たとえば、遮断器が動作すると困る用途の回路もあります。そこで条文は「必要な箇所」という書き方をしています。
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【後半の空欄B】 後半は「地絡が生じた場合に、電線若しくは電気機械器具の損傷、感電又は火災のおそれがないよう、地絡遮断器の施設その他の適切な措置を講じ なければならない」と続きます。 前半が過電流の話なので、後半を過電流で埋めると同じ内容の繰り返しになってしまいます。前半が「過熱焼損」と「火災」、後半が「感電」に触れている点も手がかりです。感電は地絡によって起こります。 【二つの遮断器】  過電流遮断器  電流が流れすぎたときに切る。過熱と火災を防ぐ  地絡遮断器   電流が大地へ漏れたときに切る。感電と火災を防ぐ 守る相手が違います。過電流遮断器は設備を、地絡遮断器は人を守るのが主な役目です。 【ただし書き】 条文の最後に「電気機械器具を乾燥した場所に施設する等、地絡による危険のおそれがない場合は、この限りでない」とあります。地絡遮断器の省略が認められる場合があることを示しています。

出典:令和5年度上期第二種電気工事士学科試験 問30(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ

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