D 種接地工事を省略できないものは。ただし,電路には定格感度電流 30 mA,動作時間が0.1秒以下の電流動作型の漏電遮…

一般問題 第22問

D 種接地工事を省略できないものは。ただし,電路には定格感度電流 30 mA,動作時間が0.1秒以下の電流動作型の漏電遮断器が取り付けられているものとする。

正答 イ
正答は (1)。 【まず但し書きを読む】 問題文には、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以下の漏電遮断器が取り付けられているとあります。一見すると、これだけで接地工事を省略できそうに見えます。しかし電気設備の技術基準の解釈第29条が漏電遮断器による省略を認めているのは、定格感度電流15mA以下、動作時間0.1秒以下の電流動作型の場合に限られます。30mA はこの条件を満たしませんから、漏電遮断器を理由とする省略はできません。但し書きは引っ掛けです。 したがって、他の省略条件に当てはまるかどうかで判断することになります。
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【省略できない選択肢 (1)】 乾燥したコンクリートの床に施設する三相200V(対地電圧200V)誘導電動機の鉄台です。 機械器具の接地を省略できる代表的な条件は二つあります。一つは、交流の対地電圧が150V以下の機械器具を乾燥した場所に施設する場合。もう一つは、低圧用の機械器具を乾燥した木製の床その他これに類する絶縁性のものの上で取り扱うように施設する場合です。 ここで対地電圧は200V ですから一つめには当たりません。またコンクリートの床は、乾燥していても絶縁性のものとは認められないため、二つめにも当たりません。よって省略できず、これが正答です。 【正しい選択肢の確認】 (2) 乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設するもので、対地電圧が200V であっても、絶縁性の床の上で扱う場合の条件に当てはまります。人が大地と絶縁された状態で機器に触れるため、感電回路が成立しにくいという考え方です。省略できます。 (3) 金属管の接地は、対地電圧150V以下の場合において、管の長さが8m以下のものを乾燥した場所に施設するときは省略できます。対地電圧100V で長さ7m ですから、省略できます。 (4) 使用電圧300V以下の場合において、管の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設するときは省略できます。使用電圧200V で長さ3m ですから、省略できます。 【間違えやすい点】 漏電遮断器による省略の条件は 15mA以下 です。住宅用の分岐回路によく使われる30mA の漏電遮断器では省略できません。問題文に30mA と書かれているときは、省略の根拠にならないと判断してください。また、床の材質が絶縁性かどうかが (1) と (2) を分けています。木は絶縁性、コンクリートは大地と同じ扱い、という区別が要点です。

出典:令和7年度下期第二種電気工事士学科試験 問22(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ

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