物体の質量及び重量に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…
林業架線作業に必要な力学に関する知識 第31問
物体の質量及び重量に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)物体の質量は、物体固有の変化しない量で、場所によって変化せず、その単位はkg、tなどが使用される。
- (2)物体の重量は、物体に働く重力の大きさを表す量であり、その単位はN、kNなどが使用される。
- (3)物体の質量は、その物体の重量に重力加速度を乗じて求められる。
- (4)物体の体積を㎥、質量をtで表したときの単位体積当たりの質量(t/㎥)の値は、その物体の比重と同一となる。
- (5)鋼製の直径33㎝、長さ2.4mの円柱の質量は、約1.6tである。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
質量は、重量を重力加速度で割って求めます。かけるのではありません。
重量 = 質量 × 重力加速度
質量 = 重量 ÷ 重力加速度
【質量と重量】
質量 物体固有の量。場所が変わっても変わらない。単位は kg、t
重量 物体に働く重力の大きさ。単位は N、kN
月へ持っていけば重量は6分の1になりますが、質量は変わりません。
【ほかの選択肢】
(1) 質量は物体固有の変化しない量で、場所によって変化せず、
単位は kg、t 適切
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(2) 重量は物体に働く重力の大きさを表す量で、単位は N、kN
適切
(4) 単位体積当たりの質量(t毎立方メートル)の値は、その物体の
比重と同一になる 適切
(5) 鋼製の直径33cm、長さ2.4mの円柱の質量は約1.6t 適切
【(5)の計算】
半径 0.33 ÷ 2 = 0.165m
体積 0.165 × 0.165 × 3.14 × 2.4 = 約0.205㎥
質量 0.205 × 7.85 = 約1.6t
鋼の比重は7.85。単位体積当たりの質量に直せば、1㎥あたり7.85tです。
【比重と単位体積当たりの質量】
比重 水と比べた割合。単位がない
単位体積当たりの質量 1㎥あたり何tか
水は1㎥で1tなので、数値が同じになります。(4)はそのことを述べたものです。
【主な比重】
鋼 7.85
鋳鉄 7.2
アルミニウム 2.7
スギ(生木) 約0.9
水 1.0
【式の向きの確かめ方】
重量(N)は、質量(kg)より数字が大きくなる
9.8をかけるからです。逆に、重量から質量を出すときは割ります。かけてしまうと、100kgの物体が9600kgになってしまいます。
出典:林業架線作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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