ある放射線測定器を用いてt秒間放射線を測定し、計数値Nを得たとき、計数値の標準偏差を表すものは、次のうちどれか。…

ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第9問

ある放射線測定器を用いてt秒間放射線を測定し、計数値Nを得たとき、計数値の標準偏差を表すものは、次のうちどれか。

正答 (3)
正答は (3)。√N です。 【計数値の標準偏差】 放射線の計数は、統計的にポアソン分布に従います。 計数値がNのとき、その標準偏差は √N 時間で割ってはいけません。聞かれているのは計数値の標準偏差だからです。 【計数値と計数率】 計数値  t秒間に数えた回数 → 標準偏差は√N 計数率  1秒あたりの回数(N/t)        → 標準偏差は√N/t どちらを聞かれているかで答えが変わります。この設問は計数値のほうです。 【ほかの選択肢】 (1) N/t    計数率そのもの
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(2) N/t²    計数率をさらにtで割ったもの。意味のない量 (4) √(N/t)  計数率の平方根。標準偏差ではない (5) √N/t    計数率の標準偏差 (5)が紛らわしい選択肢です。計数率の標準偏差を答えてしまいがちですが、ここで聞かれているのは計数値の標準偏差です。 【相対標準偏差】 相対標準偏差 = √N ÷ N = 1 ÷ √N 計数値が多いほど、相対的なばらつきは小さくなります。100回数えれば10%、10000回数えれば1%です。 【測定時間を長くすると】 Nが増える → 相対標準偏差が小さくなる 時間を4倍にすれば、ばらつきは半分になります。精度を上げたければ、長く測るのがいちばん確実です。 【単位で確かめる】 計数値は「回」 → 標準偏差も「回」 時間で割れば「毎秒」になってしまい、計数値の単位と合いません。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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