次のAからDの放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。…
ガンマ線の生体に与える影響に関する知識 第34問
次のAからDの放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 乳がんB 永久不妊C 放射線宿酔D 白血球減少
- (1)A,B,D
- (2)A,C
- (3)A,D
- (4)B,C
- (5)B,C,D
正答 (5)
正答は (5)。B,C,D にしきい値があります。
【しきい値があるもの(確定的影響)】
B 永久不妊
C 放射線宿酔
D 白血球数の減少
【しきい値がないもの(確率的影響)】
A 乳がん
がんは確率的影響です。しきい値はないとされます。
【なぜ確定的影響にしきい値があるのか】
細胞がある程度以上死なないと、組織の働きが目に見えて落ちない
体には予備の細胞があり、多少が失われても働きは保たれます。一定数を超えて失われて初めて症状が出る。これがしきい値です。
【主なしきい線量(急性、参考値)】
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一時的不妊(男性) 約0.1Gy
永久不妊(男性) 約6Gy
永久不妊(女性) 約3Gy
白血球数の減少 約0.5Gy
放射線宿酔 約1Gy
一時的脱毛 約3Gy
紅斑 約3Gy
白内障 約0.5Gy(水晶体混濁)
【放射線宿酔】
全身被ばくの後、吐き気、嘔吐、食欲不振、倦怠感が出る
船酔いに似ているので「宿酔(二日酔い)」と呼ばれます。急性障害の前ぶれで、確定的影響です。
【白血球数の減少】
造血器官の細胞が死ぬことで起こる
細胞死が原因なので確定的影響です。一方、白血病はがんですから確率的影響。似た名前ですが分類は逆です。
【迷ったら】
がん・白血病・遺伝的影響 → 確率的
それ以外 → 確定的
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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