ヒトが一時に全身に放射線を被ばくした場合の早期影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…

ガンマ線の生体に与える影響に関する知識 第35問

ヒトが一時に全身に放射線を被ばくした場合の早期影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。これが正しい記述です。 3~5Gy程度の被ばくによる死亡は、主に造血器官の障害によるものです。 【線量と死因、死亡までの期間】 3~5Gy程度  造血器官(骨髄)の障害           死亡まで3~8週間 10~15Gy程度  消化管(腸)の障害           死亡まで1~2週間 50Gy以上    中枢神経系の障害           死亡まで数時間~数日 線量が高いほど、死ぬまでの期間が短くなります。 【ほかの選択肢の誤り】 (1) 被ばくから死亡までの期間は、中枢神経系の障害によるほうが
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  短くなります。説明が逆です (3) 被ばくした全員が60日以内に死亡する線量の最小値は、   約7Gyです。約4Gyは半数が死亡する線量です (4) 半致死線量に相当する線量(約4Gy)の被ばくによる死亡は、   主に造血器官の障害によるものです (5) 10~15Gy程度の被ばくによる死亡は、主に消化器官の障害に   よるものです 【半致死線量】 被ばくした者の半数が60日以内に死亡する線量 ヒトではおよそ4Gy(LD₅₀/₆₀) この線量では、骨髄がやられて血球が作れなくなることが死因になります。感染症や出血で亡くなります。 【全員が死亡する線量】 約7Gy 4Gyと7Gy。半数か全員かで数字が違います。 【三つの死因を並べて覚える】 骨髄 → 腸 → 中枢神経 線量が上がるにつれて、より早く、より確実に死に至ります。 (4)は(2)と同じ線量域(半致死線量は約4Gyで、3~5Gyの範囲)を扱っているのに、死因を消化器官としている点が誤りです。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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