GM計数管式サーベイメータにより放射線を測定し、1,500 cpsの計数率を得た。…

ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第9問

GM計数管式サーベイメータにより放射線を測定し、1,500 cpsの計数率を得た。GM計数管の分解時間が100 μsであるとき、真の計数率(cps)に最も近い値は次のうちどれか。

正答 (5)
正答は (5)。約1750(毎秒の計数)です。 【数え落としの補正の式】 真の計数率 = 測定した計数率 ÷(1 − 測定した計数率 ×                    分解時間) 【計算】 測定した計数率  1500 分解時間     100µs = 0.0001秒 1500 × 0.0001 = 0.15 1 − 0.15 = 0.85 1500 ÷ 0.85 = 約1765 選択肢の中でいちばん近いのは1750です。 【数え落とし】 GM計数管は、一発数えるとしばらく次を数えられない
解説の続きをみる続きを閉じる
その数えられない時間が分解時間です。その間に入ってきた放射線は、なかったことになります。 測定値は、必ず真の値より小さくなります。だから補正すると増える方向になります。1500より大きい値を選べば、(3)(4)(5)に絞れます。 【15%も数え落とす】 1500 × 0.0001 = 0.15 → 15% 1秒のうち0.15秒は数えられないということです。それだけ取りこぼしているので、補正すると1765になります。 【単位をそろえる】 分解時間 100µs = 100 × 10のマイナス6乗 秒          = 0.0001秒 マイクロは100万分の1。計数率が毎秒の値なので、分解時間も秒に直します。 【線量率が高いほど誤差が大きい】 計数率が高いほど、数え落としの割合が増える 計数率が10000なら、10000 × 0.0001 = 1となり、まったく数えられなくなります(窒息現象)。GM計数管を高線量率で使えないのは、このためです。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識」のほかの問題

  1. 2023年上半期(2023年10月公表) 第9問ある放射線測定器を用いてt秒間放射線を測定し、計数値Nを得たとき、計数値の標準偏差を表す
  2. 2023年下半期(2024年4月公表) 第7問放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組
  3. 2024年下半期(2025年4月公表) 第5問ガンマ線の測定に用いるシンチレーション検出器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  4. 2025年上半期(2025年10月公表) 第3問放射線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  5. 2025年下半期(2026年4月公表) 第1問放射線の量と単位に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  6. 2025年下半期(2026年4月公表) 第9問図のように、¹⁹²Irの点状線源を装備した透過写真撮影用ガンマ線照射装置を用いて検査鋼板

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク