ガンマ線の被ばくによる造血組織及び血液への影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
ガンマ線の生体に与える影響に関する知識 第39問
ガンマ線の被ばくによる造血組織及び血液への影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)末梢血液の血球のうち、被ばく後最も早く減少が現れるものは、リンパ球である。
- (2)末梢血液の血球のうち、被ばく後最も遅く減少が現れるものは、赤血球である。
- (3)末梢血液中の血小板の減少により、感染に対する抵抗力が弱くなる。
- (4)末梢血液中のリンパ球を除く白血球は、被ばく直後は一時増加したようにみえることがある。
- (5)リンパ球は、骨髄中だけでなく、末梢血液中においても感受性が高い。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
感染に対する抵抗力を弱めるのは、白血球の減少です。血小板の減少は、出血しやすくなる原因になります。
【血球の役目】
赤血球 酸素を運ぶ → 減ると貧血
白血球 細菌と戦う → 減ると感染しやすい
血小板 血を止める → 減ると出血しやすい
三つとも役目が違うので、減ったときに起こることも違います。
【ほかの選択肢】
(1) 被ばく後、最も早く減少が現れるのはリンパ球 正しい
(2) 被ばく後、最も遅く減少が現れるのは赤血球 正しい
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(4) リンパ球を除く白血球は、被ばく直後は一時増加したように
みえることがある 正しい
(5) リンパ球は、骨髄中だけでなく末梢血液中でも感受性が高い
正しい
【被ばく後の血球の動き】
リンパ球 最も早く、直後から減少する
好中球 一時的に増加した後、減少する
血小板 少し遅れて減少する
赤血球 最も遅れて減少する
リンパ球が最も早く、赤血球が最も遅いという順です。
【リンパ球が例外なわけ】
成熟していても、放射線で死んでしまう
ふつうは「分裂する細胞ほど弱い」のですが、リンパ球だけは例外です。だから、末梢血液中でも感受性が高いのです。被ばく直後のリンパ球数は、線量を推定する手がかりにもなります。
【赤血球が遅いわけ】
寿命が約120日と長い
新しく作られなくなっても、すでにある赤血球はしばらく生き続けます。
【死因とのつながり】
白血球が減る → 感染症
血小板が減る → 出血
造血器官の障害による死亡は、この二つによるものです。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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