溶解アセチレンに関するAからDの記述で、適切なものを全て挙げた組合せは次のうちどれか。…
アセチレンその他の可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識 第16問
溶解アセチレンに関するAからDの記述で、適切なものを全て挙げた組合せは次のうちどれか。A 溶解アセチレンの溶剤に使用されるDMF(ジメチルホルムアミド)は、アセトンに比べて毒性は弱いが、溶解性は劣る。B 溶解アセチレン容器に詰めるマスとしては、けい酸カルシウムを主成分とする多孔質物が使用されている。C アセトン1kg当たりのアセチレンの溶解量は、約2kgである。D アセトンを溶剤とする場合、温度が低下すると、アセチレンのアセトンへの溶解度が増加するので、容器内の圧力は低くなる。
- (1)A,B,C
- (2)A,D
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (4)
正答は (4)。適切なのは B と D です。
【B マスはけい酸カルシウム】
溶解アセチレン容器に詰めるマス(多孔質物)は、けい酸カルシウムを主成分とするものが使用されています。炭酸カルシウムではありません。
多孔質物を詰めるのは、容器の中を細かく区切ってしまうためです。アセチレンは分解爆発を起こすガスですが、空間が細かく分かれていれば、たとえ一部で分解が始まっても全体へ広がりません。
【D 温度が下がれば溶解度は増え、圧力は下がる】
温度が低下 → 溶解度が増加 → 容器内圧力は低くなる
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温度が上昇 → 溶解度が減少 → 容器内圧力は高くなる
気体が液体に溶ける量は、温度が上がるほど減ります。炭酸水を温めると泡が出るのと同じです。溶解アセチレン容器を火気や直射日光から遠ざけるのは、温度上昇で内圧が上がるからです。
【適切でないもの】
A DMF(ジメチルホルムアミド)は、アセトンに比べて
毒性は強いが溶解性に優れています。記述は両方とも逆です。毒性という欠点を抱えながら使われるのは、溶解性が優れているからです。
C アセトン1kg当たりの溶解量が約2kgというのは大きすぎ
ます。アセトンは15℃・1気圧で、自身の体積の約25倍のアセチレンを溶かし、圧力を上げると溶解量は増えます。
それでも充塡圧力(15℃でゲージ圧力1.52MPa)程度では、溶けるアセチレンはアセトンの質量に届きません。
「約3kg」「約5kg」とした選択肢も、過去に誤りとされています。
出典:ガス溶接作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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