流体の性質、気圧、温度等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
高気圧障害 第22問
流体の性質、気圧、温度等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)0℃は、絶対温度では約273Kである。
- (2)体積分率1.5%の二酸化炭素は、150ppmである。
- (3)空気中の窒素の比率は約78%であるので、大気圧下では窒素の分圧は約79kPaである。
- (4)1000hPaは、0.1MPaである。
- (5)圧力が一定の場合、気体の体積は絶対温度に比例する。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
体積分率1.5%の二酸化炭素は、15000ppmです。「150ppm」では、100分の1の値になります。
【ppmへの換算】
1% = 10000ppm
1.5 × 10000 = 15000ppm
ppmは100万分の1、%は100分の1
→ 1% = 10000/1000000 = 10000ppm
【150ppmは何%か】
150 ÷ 10000 = 0.015%
1.5%の100分の1です。小数点の位置を取り違えた値です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 0℃は、絶対温度では約273K 正しい
(3) 空気中の窒素の比率は約78%なので、大気圧下では窒素の分圧は約79kPa 正しい
(4) 1000hPaは、0.1MPaである 正しい
(5) 圧力が一定の場合、気体の体積は絶対温度に比例する(シャルルの法則) 正しい
【絶対温度】
K = ℃ + 273
0 + 273 = 273K
【窒素分圧の計算】
1気圧 = 約101.3kPa
101.3 × 0.78 = 約79kPa
大気圧を100kPaとすれば78kPa、101.3kPaとすれば79kPaです。どちらも「約79kPa」の範囲に入ります。
【hPaの換算】
1hPa = 100Pa
1000hPa = 100000Pa = 100kPa = 0.1MPa
天気予報でおなじみの「1000hPa」が、ちょうど大気圧のあたりです。
【単位の整理】
Pa → hPa(100倍) → kPa(1000倍) → MPa(100万倍)
1MPa = 1000kPa = 10000hPa
【三つの法則】
ボイル 温度一定 体積と圧力は反比例
シャルル 圧力一定 体積は絶対温度に比例
ヘンリー 溶解量は分圧に比例
出典:高圧室内作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「高気圧障害」のほかの問題
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第22問気体の液体への溶解に関する次の文中の[ ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正し
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第30問一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第28問肺の破裂及びその合併症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第26問減圧症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第24問二酸化炭素及び二酸化炭素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第22問0.2MPa(ゲージ圧力)の空気に接している20℃の水1Lに溶解する窒素は約何gか。
スポンサーリンク

