高気圧作業安全衛生規則における用語の意義に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…

関係法令 第31問

高気圧作業安全衛生規則における用語の意義に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。 高気圧障害とは、高気圧による減圧症、酸素、窒素又は炭酸ガスによる中毒その他の高気圧による健康障害をいいます。「ヘリウム」ではなく「炭酸ガス」です。 【なぜヘリウムではないのか】 ヘリウムは麻酔作用も毒性もほとんどない だからこそ、深い場所では窒素の代わりに使うのです。中毒を起こさないから使われているのに、その中毒を定義に挙げるのは筋が通りません。 法令でも、ヘリウムの分圧には制限が定められていません。窒素には400kPaという限度があるのに、ヘリウムにはない。この扱いの違いが、ヘリウムの性質を表しています。
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【三つの中毒】 酸素中毒   中枢神経型(急性)と肺型(慢性) 窒素中毒   いわゆる窒素酔い 炭酸ガス中毒 頭痛、発汗、顔面紅潮 法令が分圧の限度を定めているのも、この三つのガスです。 【ほかの選択肢】 (1) 高圧室内業務とは、潜函工法その他の圧気工法により、大気圧を超える気圧下の作業室又はシャフトの内部において行う作業に係る業務 正しい (3) 気こう室とは、作業者が作業室への出入りに際し加圧又は減圧を受ける室 正しい (4) 窒素及びヘリウムの気体は、不活性ガス 正しい (5) 一酸化炭素及びメタンガスは、有害ガス 正しい 【(4)と読み比べる】 (4) ヘリウムは不活性ガス (2) ヘリウムによる中毒 → 不活性ガスなのに中毒を起こすでは、話が合わない 不活性とは、体の中で反応しないという意味です。反応しないものが中毒を起こすことはありません。同じ設問の中に、答えの手がかりがあります。 【不活性ガス】 体の中で化学反応を起こさず、ただ溶けるだけのガス 反応しないからこそ、溶けたまま溜まり、減圧で気泡になる。 減圧症の原因です。 【作業室とシャフト】 作業室 ケーソンの底にある、掘削を行う部屋 シャフト 作業室と地上をつなぐ竪坑 どちらも加圧された空間なので、高圧室内業務に含まれます。

出典:高圧室内作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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