二酸化炭素及び二酸化炭素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
高気圧障害 第24問
二酸化炭素及び二酸化炭素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)二酸化炭素は、無色、無臭の気体で、自然界の空気中に300~400ppm存在する。
- (2)吸入空気中の二酸化炭素の量が多くなり、体内に蓄積が起こると、呼吸中枢が刺激され、呼吸が速く深くなる。
- (3)地上における人間の呼気中には、二酸化炭素が約4%含まれている。
- (4)作業圧力が0.3MPa(ゲージ圧力)以上になると、肺の換気が不十分となり、体内に二酸化炭素の蓄積を起こすおそれがある。
- (5)二酸化炭素は、空気より軽いので拡散しやすい。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
二酸化炭素は、空気より重い気体です。「軽いので拡散しやすい」は誤りです。
【分子量の比較】
空気 約29
二酸化炭素 44
→ 二酸化炭素のほうが約1.5倍重い
【どこに溜まるか】
重いガス → 作業室の下部に溜まる
測定は低い位置で行います。人がかがんで作業する場所は、特に注意が要ります。
【ガスと比重の整理】
メタン 空気より軽い → 上部に溜まる
二酸化炭素 空気より重い → 下部に溜まる
硫化水素 空気より重い → 下部に溜まる
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一酸化炭素 空気とほぼ同じ → 全体に広がる
どこに溜まるかが測定位置を決めます。
【ほかの選択肢】
(1) 二酸化炭素は、無色、無臭の気体で、自然界の空気中に300~400ppm存在する 正しい
(2) 体内に蓄積が起こると、呼吸中枢が刺激され、呼吸が速く深くなる 正しい
(3) 地上における人間の呼気中には、二酸化炭素が約4%含まれている 正しい
(4) 作業圧力が0.3MPa(ゲージ圧力)以上になると、肺の換気が不十分となり、体内に二酸化炭素の蓄積を起こすおそれ正しい
【空気と呼気の二酸化炭素】
吸う空気 約0.04%(400ppm)
吐く呼気 約4%
約100倍に濃くなります。
【高圧下で換気が不十分になるわけ】
吸入空気の圧力が高い → 空気の密度が増す
→ 気道抵抗が増加 → 肺の換気能力が低下
濃い蜜を吸うように、息がしにくくなります。吐き切れなかった二酸化炭素が体内に残り、蓄積します。
【呼吸中枢を刺激する】
人が息を吸うきっかけは、酸素の不足ではなく二酸化炭素の増加
だから微量の二酸化炭素は必要なのです。
【法令上の限度】
炭酸ガスの分圧は0.5kPa以下
出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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