圧気工法における作業気圧、送気量等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第7問
圧気工法における作業気圧、送気量等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ニューマチックケーソンでは、理想的な空気圧は、刃口が水に没入するかしないかの状態に保つ圧力である。
- (2)圧気工法においては、作業者一人当たりに必要な送気量は、40㎥/時間とされている。
- (3)圧気トンネル工法で土かぶりが小さい場合は、注入工法等の補助工法を併用し、圧気圧力をできるだけ小さくする。
- (4)粘性地盤の掘削では、作業気圧が理論気圧より常に高い状態で掘削する。
- (5)圧気工法の所要空気圧を概算する場合は、通常、真水も海水も水の単位体積重量を9.8kN/㎥として計算する。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
粘性地盤の掘削では、作業気圧を理論気圧より低く設定できる場合があります。「常に高い状態で掘削する」は誤りです。
【粘性地盤の性質】
目が詰まっていて、水も空気も通しにくい
理論上必要な圧力をかけなくても、地盤そのものが水を止めてくれます。かえって高い圧をかけると、空気が地盤を突き抜けてエアブローを起こす恐れがあります。
【ほかの選択肢】
(1) ニューマチックケーソンでは、理想的な空気圧は、刃口が水に没入するかしないかの状態に保つ圧力 正しい
(2) 作業者一人当たりに必要な送気量は、40㎥/時間正しい
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(3) 土かぶりが小さい場合は、注入工法等の補助工法を併用し、圧気圧力をできるだけ小さくする 正しい
(5) 所要空気圧を概算する場合は、真水も海水も水の単位体積重量を9.8kN/㎥として計算する 正しい
【理想的な空気圧】
刃口がぎりぎり水に浸かるかどうかの圧力
低すぎる → 水が噴き出す(ボイリング)
高すぎる → 空気が地盤を抜けて噴き出す(エアブロー)
その境目が理想です。実際には「刃先から20cm程度上」に設定し、刃先を水没させる方法がとられます。
【一人当たり40㎥/時間】
高圧室内業務の換気の目安
大気圧下の換気量より多く見えますが、圧縮された空気なので、実際の体積は圧力で割った値になります。
【土かぶりが小さいとき】
上の土が薄い → 空気が突き抜けやすい
薬液注入などで地盤を固め、低い圧力で済むようにします。
【9.8kN/㎥】
水1㎥が約1000kg → その重さが約9.8kN
海水は少し重いのですが、概算では区別しません。
出典:高圧室内作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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