食道癌に対する放射線治療で正しいのはどれか。…
午後 第35問
食道癌に対する放射線治療で正しいのはどれか。
- (1)急性期有害事象として嚥下時痛がある。
- (2)日本では腺癌の割合が50%以上である。
- (3)晩期有害事象として口腔乾燥が最も多い。
- (4)日本では食道癌Ⅰ期における化学放射線治療の5 年生存率は約50%である。
- (5)放射線肺臓炎を避けるためには肺の最大線量を下げることが最も重要である。
正答 (1)
正答は (1)。食道癌の放射線治療の急性期有害事象に嚥下時痛があります。
食道を照射すると、照射開始から2〜3週間ほどで食道の粘膜に炎症(放射線食道炎)が起こり、飲み込むときの痛みやつかえ感が出ます。多くは治療の終了後しばらくで回復します。食事の工夫や鎮痛薬、粘膜保護薬で対処します。
【ほかの選択肢】
(2) 日本の食道癌は扁平上皮癌が大部分(約9割)で、腺癌は少ない。腺癌が多いのは欧米。誤り
(3) 口腔乾燥は唾液腺が照射される頭頸部癌の有害事象。食道癌の晩期有害事象には、食道狭窄、心膜液貯留、放射線肺臓炎などがある。誤り
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(4) Ⅰ期食道癌に対する化学放射線療法の5年生存率は、約50%より高い成績が報告されている。誤り
(5) 放射線肺臓炎の予防には、肺の平均線量や、一定の線量(20 Gy など)を受ける肺の体積を小さくすることが重要。肺は並列臓器なので、最大線量が最も重要なのではない。誤り
出典:2024年(令和6年) 診療放射線技師国家試験 問35(厚生労働省 公表)出典元ページ
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