放射線治療による有害事象で正しいのはどれか。…
午後 第36問
放射線治療による有害事象で正しいのはどれか。
- (1)骨盤への放射線治療期間中に生じる下痢は不可逆性である。
- (2)放射線治療に伴う甲状腺機能低下に対しヨード制限を行う。
- (3)小児の膝へ照射した場合、有害事象として骨成長障害がある。
- (4)脳腫瘍に対する放射線治療の急性期有害事象として白内障がある。
- (5)子宮頸癌に対する術後放射線治療の急性期有害事象に仙骨不全骨折がある。
正答 (3)
正答は (3)。小児の膝に照射すると、骨成長障害が起こることがあります。
成長期の骨には、骨を長く伸ばす骨端線(成長板)があります。骨端線の軟骨細胞は放射線の影響を受けやすく、照射されると骨の成長が止まったり遅れたりして、脚の長さの左右差や変形が生じます。膝の周り(大腿骨遠位・脛骨近位)は成長板の働きが特に大きい部位です。
【ほかの選択肢】
(1) 骨盤照射中の下痢は、腸の粘膜の一時的な障害による急性期の有害事象で、治療が終わると多くは回復する(可逆性)。誤り
(2) 照射による甲状腺機能低下症には、甲状腺ホルモンを補充する。ヨード制限は行わない。誤り
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(4) 白内障は、照射から年単位で現れる晩期有害事象。誤り
(5) 仙骨の不全骨折は、照射から数か月〜数年後に起こる晩期有害事象。誤り
【整理】
急性期(治療中〜3か月ごろまで):皮膚炎、粘膜炎、下痢、
骨髄抑制など
晩期(3か月以降):線維化、狭窄、白内障、不全骨折、成長障害、
二次がんなど
出典:2024年(令和6年) 診療放射線技師国家試験 問36(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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