細胞と組織の放射線感受性で正しいのはどれか。…
午前 第66問
細胞と組織の放射線感受性で正しいのはどれか。
- (1)筋肉は肝臓より放射線感受性が高い。
- (2)放射線の晩期有害事象にはしきい値が存在する。
- (3)細胞の分化度が高いほど放射線感受性は高くなる。
- (4)治療可能比とは腫瘍致死線量をα/β値で割ったものである。
- (5)肝臓では最大被ばく線量が晩期有害事象発生予測に最も強力な因子である。
正答 (2)
正答は (2)。放射線の晩期有害事象にはしきい値があります。
晩期有害事象(線維化、壊死、白内障など)は、組織の多くの細胞が障害を受けて初めて現れる確定的影響(組織反応)です。ある線量(しきい線量)より下では起こらず、それを超えると線量が増えるほど発生率も重さも増えます。
【ほかの選択肢】
(1) 筋肉は分裂の少ない組織で、放射線感受性は低い。肝臓より高いとはいえない。誤り
(3) Bergonié-Tribondeau の法則のとおり、分化の程度が低く、分裂の盛んな細胞ほど感受性が高い。誤り
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(4) 治療可能比は、正常組織の耐容線量を腫瘍の致死線量で割ったもの。α/β値で割るのではない。誤り
(5) 肝臓は並列臓器なので、放射線肝障害の予測には最大線量より平均線量や一定線量を受ける体積が重要。誤り
【整理】
並列臓器(肝・肺・腎):平均線量、体積が重要
直列臓器(脊髄・消化管):最大線量が重要
出典:2024年(令和6年) 診療放射線技師国家試験 問66(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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