放射線治療に用いられるX 線計測で正しいのはどれか。…
午後 第27問
放射線治療に用いられるX 線計測で正しいのはどれか。
- (1)PDD はSSD に依存しない。
- (2)最大線量深は照射野に依存する。
- (3)kQはエネルギーの大きさに比例する。
- (4)TPR20,10の測定は電離箱線量計の実効中心で行われる。
- (5)TMR の測定は電離箱線量計の幾何学的中心で行われる。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
最大線量深は、照射野によって変わります。照射野が大きくなると、コリメータなどから出る汚染電子や散乱線が増え、浅い所の線量が増えるので、最大線量深は浅くなる傾向があります。エネルギーが高いほど深くなります。
【ほかの選択肢】
(1) PDD は SSD に依存しない PDD は線源からの距離の逆2乗の影響を受けるので、SSD が大きいほど深い所の割合が大きくなります。SSD に依存します 誤り
(3) kQ はエネルギーに比例する kQ は ⁶⁰Co で校正した電離箱を別の線質で使うための線質変換係数で、1 に近い値をとり、エネルギーが高くなるとわずかに小さくなります。比例はしません 誤り
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(4) TPR₂₀,₁₀ の測定は実効中心で行う TPR₂₀,₁₀ は、電離箱の幾何学的中心を深さ 20 cm と 10 cm に置いて測った値の比です。比をとるので、実効中心のずれの影響は打ち消されます 誤り
(5) TMR の測定は幾何学的中心で行う 深さによる線量の変化を測る TMR や PDD では、電離箱の実効中心(円筒形なら幾何学的中心から線源側へ空洞の半径の0.6倍ずらした点)を測定点とします 誤り
【測定点の整理】
基準線量の測定・TPR₂₀,₁₀ ― 幾何学的中心
PDD・TMR(深さの分布)― 実効中心
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問27(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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