細胞に総線量12 Gy を照射した場合、細胞の生存率が最も高くなる条件はどれか。…
午前 第59問
細胞に総線量12 Gy を照射した場合、細胞の生存率が最も高くなる条件はどれか。ただし、他の条件は全て同じとし、細胞のα/βは10 Gy とする。
- (1)1 Gy/回とし、週3 回4 週間で照射する。
- (2)1 Gy/回とし、週4 回3 週間で照射する。
- (3)2 Gy/回とし、連続する6 日間で照射する。
- (4)1 Gy/回とし、1 日2 回、連続する6 日間で照射する。
- (5)2 Gy/回とし、1 日2 回、連続する3 日間で照射する。
正答 (1)
正答は (1)。生存率が最も高くなるのは「1 Gy/回、週3回、4週間」です。
【考え方】
総線量が同じとき、細胞の生存率が高くなるのは、
① 1回線量が小さい(損傷の修復が進む)
② 全体の照射期間が長い(その間に細胞が増える、再増殖)
の2つがそろったときです。
LQ モデルで1回線量の影響を比べると(α/β = 10 Gy)、生物学的効果線量 BED = 総線量 ×(1 + 1回線量/(α/β))は
1 Gy/回 × 12回 ― 12 ×(1 + 1/10)= 13.2 Gy
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2 Gy/回 × 6回 ― 12 ×(1 + 2/10)= 14.4 Gy
となり、1回 1 Gy の方が効果が小さく、生存率が高くなります。1 Gy/回の (1)(2)(4) のうち、期間は
(1) 4週間 (2) 3週間 (4) 6日間
で、最も長い (1) が再増殖の分だけ生存率が最も高くなります。
【ほかの選択肢】
(2) 1 Gy/回、3週間 (1) より期間が短い 誤り
(3) 2 Gy/回、6日間 1回線量が大きく、期間も短い 誤り
(4) 1 Gy/回、1日2回、6日間 期間が短く、再増殖が少ない 誤り
(5) 2 Gy/回、1日2回、3日間 1回線量が大きく、期間も最も短いので、生存率は最も低くなります 誤り
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問59(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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