厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づく腰痛予防対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 第29問
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づく腰痛予防対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)作業動作、作業姿勢についての作業標準の策定は、その作業に従事する全ての労働者に一律な作業をさせることになり、個々の労働者の腰痛の発生要因の排除又は低減ができないため、腰痛の予防対策としては適切ではない。
- (2)介護・看護作業に常時従事する労働者に対しては、当該作業に配置する際及びその後6か月以内ごとに1回、定期に、医師による腰痛の健康診断を行う。
- (3)重量物取扱い作業の場合、満18歳以上の男性労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、体重のおおむね40%以下とする。
- (4)重量物取扱い作業の場合、満18歳以上の女性労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、男性が取り扱うことのできる重量の60%位までとする。
- (5)床面などから荷物を持ち上げる場合には、片足を少し前に出し、膝を曲げ、腰を十分に降ろして当該荷物をかかえ、膝を伸ばすことによって立ち上がるようにする。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
作業標準の策定は、腰痛予防対策として適切です。指針も策定を求めています。
【作業標準を作る目的】
腰に負担のかかる動作や姿勢を、その作業から取り除く
「全員に一律の作業をさせることになる」というのは、理屈のすり替えです。指針は、作業標準を個々の労働者に合わせて見直すことも求めています。作業者の疲労や体格が変われば、標準のほうを変えます。
【ほかの選択肢】
(2) 腰痛の健康診断は、配置する際と、その後
6か月以内ごとに1回 正しい
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(3) 満18歳以上の男性が人力のみで扱う重量は、
体重のおおむね40%以下 正しい
(4) 満18歳以上の女性は、男性が扱える重量の
60%位まで 正しい
(5) 膝を曲げ、腰を下ろして抱え、膝を伸ばして立ち
上がる 正しい
【重量の数字】
男性 体重の40%以下
女性 男性の60%位まで(体重の24%程度)
体重60キログラムの男性なら24キログラムまで、という見当です。
【持ち上げ方】
腰を曲げて持つ → 腰に大きな負担
膝を曲げて持つ → 脚の力を使える
荷を体に近づけるほど負担が減ります。(5)の「片足を少し前に出し」は、体を荷に近づけるための姿勢です。
【この設問の見抜き方】
指針に書かれていることを「適切ではない」と否定している選択肢を探す
(1)は、前半で作業標準を挙げ、後半でそれを否定するという
作りになっています。こういう形の選択肢は疑ってかかるのが早道です。
出典:第一種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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