腎臓又は尿に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。…
労働生理 第39問
腎臓又は尿に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 腎臓の皮質にある腎小体では、糸球体から血液中の糖以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。B 腎臓の尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される。C 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱酸性である。D 尿酸は、体内のプリン体と呼ばれる物質の代謝物で、健康診断において尿中の尿酸の量の検査が広く行われている。
- (1)A,B
- (2)A,C
- (3)A,D
- (4)B,C
- (5)C,D
正答 (3)
正答は (3)。A,D が誤りです。
【Aの誤り】
糸球体から濾し出されないのは、糖ではなく蛋白質
正しくは「糸球体から血液中の蛋白質以外の血漿成分がボウマン嚢に濾し出される」です。糖は分子が小さいので濾し出され、そのあと尿細管でほぼ全部が再吸収されます。
【Dの誤り】
尿酸の検査は、尿中ではなく血液中(血清尿酸値)で行う
健康診断で広く行われているのは血液検査のほうです。
【BとCは正しい】
B 尿細管では、原尿に含まれる大部分の水分及び身体に必要な
成分が血液中に再吸収され、残りが尿として生成される
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C 尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱酸性である
【濾し出されるもの・されないもの】
濾し出される 水、電解質、糖、アミノ酸、尿素などの老廃物
濾し出されない 蛋白質、血球
大きすぎて網目を通れないのが蛋白質と血球です。だから尿に蛋白や血液が出れば、腎臓のどこかが傷んでいるしるしになります。
【糖が尿に出るとき】
血糖値が高く、尿細管で再吸収しきれないとき
糖はいったん濾し出されるので、健康な人でも原尿には入っています。それが尿に残るかどうかが、血糖の高さを映します。
【尿酸とプリン体】
プリン体の代謝物が尿酸
血中の尿酸が増えると、結晶になって関節にたまり、痛風を起こします。だから見るのは血液です。
【腎臓の二段構え】
糸球体 → ボウマン嚢 濾し出す
尿細管 → 毛細血管 再吸収する
【尿の性質】
淡黄色、固有の臭気、弱酸性
出典:第一種衛生管理者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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