消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働生理 第38問
消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ブドウ糖とアミノ酸は、小腸の絨毛の毛細血管に吸収され、門脈を通って肝臓に運ばれる。
- (2)無機塩及びビタミン類は、酵素による分解を受けないでそのまま吸収される。
- (3)胆汁はアルカリ性で、蛋白質を分解するトリプシンなどの消化酵素を含んでいる。
- (4)胃は、塩酸やペプシノーゲンを分泌して消化を助けるが、水分の吸収はほとんど行わない。
- (5)吸収された栄養分は、血液やリンパによって組織に運搬されてエネルギー源などとして利用される。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
胆汁はアルカリ性ですが、消化酵素を含みません。トリプシンは、胆汁ではなく膵液に含まれる酵素です。
【胆汁の働き】
脂肪を乳化して、細かい粒に分ける
膵液のリパーゼが働きやすくなる
自分では分解せず、分解しやすい形に整えるのが胆汁の役目です。酵素は含まないという点が繰り返し問われます。
【三大栄養素と酵素】
蛋白質 ペプシン(胃液) トリプシン(膵液)
炭水化物 アミラーゼ(唾液、膵液)
脂肪 リパーゼ(膵液)
トリプシンは蛋白質を分解する膵液の酵素です。
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【ほかの選択肢】
(1) ブドウ糖とアミノ酸は小腸の絨毛の毛細血管に
吸収され、門脈を通って肝臓へ 正しい
(2) 無機塩とビタミン類は、酵素による分解を受けずに
そのまま吸収される 正しい
(4) 胃は塩酸やペプシノーゲンを分泌するが、水分の吸収は
ほとんど行わない 正しい
(5) 吸収された栄養分は血液やリンパで組織に運ばれる
正しい
【吸収の経路が分かれる】
ブドウ糖・アミノ酸 毛細血管 → 門脈 → 肝臓
脂肪(脂肪酸、グリセリン) リンパ管 → 胸管
水に溶けるものは血管へ、溶けないものはリンパ管へ、と分かれます。(1)がブドウ糖とアミノ酸に限っているのは、このためです。
出典:第一種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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