作業環境における騒音及びそれによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第14問
作業環境における騒音及びそれによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)騒音性難聴の初期に認められる4,000Hz付近の音から始まる聴力低下の型をc⁵dipという。
- (2)音圧レベルは、通常、人間が聴くことができる最も小さな音圧に対する比の常用対数を20倍して求められる。
- (3)騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められることがある。
- (4)人が聴くことのできる音の周波数は、10Hzから30,000Hz程度までであり、このうち会話音域は2,000Hzから4,000Hz程度までである。
- (5)等価騒音レベルは、時間的に変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値を表す量で、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応している。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
人が聴くことのできる音の周波数は、20Hzから20,000Hz程度です。10Hzから30,000Hzではありません。また、会話音域は500Hzから2,000Hz程度で、2,000Hzから4,000Hzではありません。
二か所とも、実際より高いほうへずらしてあります。
【音の周波数】
可聴域 20Hz 〜 20,000Hz
会話音域 500Hz 〜 2,000Hz
騒音性難聴が最初に出る 4,000Hz付近
20から20,000、会話は500から2,000。切りのよい数字で覚えられます。
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【ほかの選択肢】
(1) 騒音性難聴の初期に認められる4,000Hz付近から始まる聴力
低下の型をc5ディップという 正しい
(2) 音圧レベルは、人間が聴くことができる最も小さな音圧に
対する比の常用対数を20倍して求める 正しい
(3) 騒音は自律神経系や内分泌系へも影響を与え、交感神経の活動の
亢進や副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められる 正しい
(5) 等価騒音レベルは、変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値
正しい
【会話音域と難聴が始まる音域が違うわけ】
騒音性難聴は4,000Hz付近から落ちる
会話は500〜2,000Hz
落ち始める音域と、会話に使う音域がずれているので、本人はしばらく気づきません。「声は聞こえるが、何を言っているか分からない」という段になって、ようやく自覚します。健康診断で早く見つけることが大切なのは、このためです。
【c5ディップ】
聴力図の4,000Hzのところだけが谷になる形
【音圧レベル】
基準の音圧(20マイクロパスカル)との比の常用対数を20倍
デシベルという単位は、比の対数です。だから音の大きさが10倍になっても、値は20だけ増えます。
【騒音は耳だけの問題ではない】
交感神経が高ぶり、副腎皮質ホルモンが増える
出典:第一種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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