骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 第30問
骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)単純骨折とは、骨にひびが入った状態をいう。
- (2)不完全骨折では、骨折端どうしが擦れ合う軋轢音や変形などが認められる。
- (3)骨折が疑われる部位は、よく動かしてその程度を判断する必要がある。
- (4)骨折に対する処置として、副子を手や足に当てるときは、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さで、かつ、幅の広いものを用いる。
- (5)脊髄損傷が疑われる場合は、硬い板の上に乗せて搬送してはならない。
正答 (4)
正答は (4)。これが正しい記述です。
副子は、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さで、かつ幅の広いものを用います。
折れたところだけを押さえても、隣の関節が動けば骨折部も動いてしまいます。だから一つ上と一つ下の関節ごと固定します。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 単純骨折とは、皮膚の下で折れていて、皮膚の外に骨が
出ていないもの。ひびが入った状態は不完全骨折
(2) 軋轢音や変形が認められるのは完全骨折
(3) 骨折が疑われる部位は、動かしてはいけない
(5) 脊髄損傷が疑われる場合は、硬い板の上に乗せて搬送する
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【骨折の分け方】
単純骨折 皮膚の下で折れている(閉鎖骨折)
複雑骨折 骨が皮膚を破って外に出ている(開放骨折)
完全骨折 完全に折れている。変形や軋轢音がある
不完全骨折 ひびが入った状態
「複雑」は折れ方が複雑という意味ではなく、外に出ているという意味です。ここが最大のつまずきどころで、毎回のように問われます。
【複雑骨折が重いわけ】
傷口から細菌が入り、感染を起こす
折れ方そのものより、外とつながっていることが危険なのです。
【脊髄損傷のとき】
硬い板に乗せ、体をねじらないように運ぶ
柔らかい担架では背骨が曲がり、脊髄をさらに傷つけます。「硬い板は駄目」と書いてあれば、それは誤りです。
【動かしてはいけないわけ】
骨折端が周りの血管や神経を切る
程度を確かめるために動かす、というのは最もしてはならない対応です。
出典:第一種衛生管理者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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