事務室内において、空気を外気と入れ換えて二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保った状態で、在室することのできる最大の人…
労働衛生 第11問
事務室内において、空気を外気と入れ換えて二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保った状態で、在室することのできる最大の人数は次のうちどれか。ただし、外気の二酸化炭素濃度を400ppm、外気と入れ換える空気量を600㎥/h、1人当たりの呼出二酸化炭素量を0.015㎥/hとする。
- (1)18人
- (2)20人
- (3)22人
- (4)24人
- (5)26人
正答 (4)
正答は (4)。これが答えです。
24人です。必要換気量の式を、人数について解き直します。
【必要換気量の式】
Q = D ÷ (室内の基準濃度 − 外気の濃度)
Q 必要換気量(㎥/h)
D 在室者全員が1時間に呼出する二酸化炭素量(㎥/h)
濃度は割合なので、そのまま引き算した値で割ります。ここでは濃度が1,000ppmと400ppmで与えられているので、100万分の1に直してから割るか、割ったあとに1,000,000を掛けるか、どちらかにします。
【当てはめる】
濃度の差 1,000ppm − 400ppm = 600ppm
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→ 600 ÷ 1,000,000 = 0.0006
D 600㎥/h × 0.0006 = 0.36㎥/h
人数 0.36 ÷ 0.015 = 24人
1人が1時間に0.015㎥の二酸化炭素を出すので、全員で0.36㎥/hまでなら、600㎥/hの換気で1,000ppm以下に保てる、ということです。
【なぜ外気の400を引くのか】
外から入れる空気にも、すでに400ppmの二酸化炭素が入っています。室内で増やしてよいのは、1,000ppmまでの残りの600ppm分だけです。ここを引き忘れると、1,000で割ってしまい、答えが大きく出ます。
【引き忘れたときの値】
正しく引く 600㎥×0.0006÷0.015 = 24人
引き忘れる 600㎥×0.001 ÷0.015 = 40人
選択肢に40人は並んでいませんが、選択肢の作り方によっては、引き忘れた値がそのまま用意されていることがあります。必ず差をとります。
【覚えておく数字】
室内の二酸化炭素濃度の基準 1,000ppm以下
外気の二酸化炭素濃度 おおむね400ppm
1人の呼出量 0.015〜0.018㎥/h
呼気中の二酸化炭素濃度 約4%
呼気中の酸素濃度 約16%
外気中の酸素濃度 約21%
呼出量は設問で与えられるので覚える必要はありませんが、1,000ppmと400ppmは与えられないことがあります。
【単位をそろえる】
%で計算するなら 100を掛ける
ppmで計算するなら 1,000,000を掛ける
設問がどちらの単位で濃度を出しているかを見て、掛ける数を決めます。式の形が違って見えても、中身は同じです。
出典:第二種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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