厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、適切でない…
労働衛生 第16問
厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
- (1)健康保持増進対策の推進に当たっては、事業者が労働者等の意見を聴きつつ事業場の実態に即した取組を行うため、労使、産業医、衛生管理者等で構成される衛生委員会等を活用する。
- (2)健康測定の結果に基づき行う健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔保健指導、保健指導が含まれる。
- (3)健康保持増進措置は、主に生活習慣上の課題を有する労働者の健康状態の改善を目指すために個々の労働者に対して実施するものと、事業場全体の健康状態の改善や健康保持増進に係る取組の活性化等、生活習慣上の課題の有無に関わらず労働者を集団として捉えて実施するものがある。
- (4)健康保持増進に関する課題の把握や目標の設定等においては、労働者の健康状態等を客観的に把握できる数値を活用することが望ましい。
- (5)健康測定とは、健康指導を行うために実施される調査、測定等のことをいい、疾病の早期発見に重点をおいた健康診断の各項目の結果を健康測定に活用することはできない。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
健康診断の各項目の結果は、健康測定に活用できます。「活用することはできない」というのは逆です。
健康測定のために新たに一から測り直す必要はなく、すでに行っている健康診断の結果を使ってよい、というのが指針の立場です。
【ほかの選択肢】
(1) 推進に当たっては衛生委員会等を活用する 適切
(2) 健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、
口腔保健指導、保健指導が含まれる 適切
(3) 個々の労働者に対して実施するものと、労働者を集団として
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捉えて実施するものがある 適切
(4) 課題の把握や目標の設定では、客観的に把握できる数値を
活用することが望ましい 適切
【健康診断と健康測定】
健康診断 疾病の早期発見に重点をおく
健康測定 健康指導を行うために実施する調査、測定
ねらいは違いますが、測っている中身には重なりがあります。血圧も体重も血液検査も、どちらでも使える値です。二度手間を避けるため、健康診断の結果を健康測定に回してよいことになっています。
【健康指導の五つ】
運動指導
メンタルヘルスケア
栄養指導
口腔保健指導
保健指導
口腔保健指導を落としがちです。
【個人向けと集団向け】
個人向け 生活習慣上の課題を持つ人の状態を改善する
集団向け 課題の有無に関わらず、職場全体の状態を上げる
【数値を使うわけ】
やった・やらないではなく、変わったかどうかで確かめる
【推進体制】
事業者が方針を表明し、衛生委員会等で審議しながら進める
出典:第二種衛生管理者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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