消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働生理 第25問
消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)十二指腸に胃から酸性の消化物が入ってくると、アルカリ性の膵液が分泌され、酸を中和する。
- (2)無機塩及びビタミン類は、酵素による分解を受けないでそのまま吸収される。
- (3)胆汁はアルカリ性で、蛋白質を分解するトリプシンなどの消化酵素を含んでいる。
- (4)ペプシノーゲンは、胃酸によってペプシンという消化酵素になり、蛋白質を分解する。
- (5)小腸の表面は、ビロード状の絨毛という小突起で覆われており、栄養素の吸収の効率を上げるために役立っている。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
胆汁がアルカリ性であることは正しいのですが、消化酵素は含みません。トリプシンは胆汁ではなく膵液に含まれる酵素です。
【ほかの選択肢】
(1) 十二指腸に胃から酸性の消化物が入ってくると、アルカリ性の
膵液が分泌され、酸を中和する 正しい
(2) 無機塩及びビタミン類は、酵素による分解を受けないで
そのまま吸収される 正しい
(4) ペプシノーゲンは胃酸によってペプシンになり、蛋白質を
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分解する 正しい
(5) 小腸の表面は絨毛という小突起で覆われている 正しい
【胆汁の四つの特徴】
肝臓で作られ、胆のうにたくわえられる
アルカリ性
消化酵素を含まない
脂肪を乳化して、脂肪分解酵素が働きやすくする
「アルカリ性で、酵素は入っていない」。この二つを組にして覚えておけば、酵素の名前を紛れ込ませた選択肢に引っかかりません。
【膵液に含まれる酵素】
トリプシン 蛋白質を分解
膵リパーゼ 脂肪を分解
膵アミラーゼ デンプンを分解
膵液は三大栄養素すべてに効く、万能の消化液です。しかもアルカリ性なので、胃酸の中和も受け持ちます。
【乳化とは】
大きな脂肪のかたまりを、細かい粒に分けること
粒が細かくなるほど表面積が増え、リパーゼが働ける面が広がります。胆汁そのものは分解しませんが、分解を助けます。
【分解されずに吸収されるもの】
水、無機塩、ビタミン類
分子が小さいので、そのまま吸収されます。
【絨毛】
小腸の内側のビロード状の小突起
表面積を広げ、吸収の効率を上げます。
出典:第二種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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