着氷に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第14問
着氷に関する記述で誤りはどれか。
- (1)樹氷(rime ice)は、空気の泡を含む氷でもろいため、翼の空力特性への影響はない。
- (2)機体への着氷は、VMCで飛行していても、外気温度が-10℃~0℃の範囲で降雨又は水分の多い降雪中を飛行していると起こりうる。
- (3)エンジン気化器への着氷は0℃以上の空域でも起こりうる。
- (4)メイン・ロータ・ブレードに着氷すると飛行に必要な出力が増加する。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
樹氷(rime ice)は、小さな過冷却水滴が当たってすぐに凍り、空気の泡を含んだ白く不透明でもろい氷です。もろくても、ブレードや翼の前縁に付けば翼型が崩れ、表面が粗くなるので、揚力の減少と抗力の増加が起こり、空力特性に影響します。「影響はない」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(2) VMCで飛行していても、外気温度が−10℃〜0℃の範囲で雨や水分の多い雪の中を飛ぶと、機体に着氷することがあります 正しい
(3) 気化器では、燃料の気化と空気の膨張で温度が大きく下がるので、外気温度が0℃以上でも着氷することがあります 正しい
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(4) メイン・ロータ・ブレードに着氷すると、揚力が減り抗力が増えるので、飛行に必要な出力が増加します 正しい
【着氷の種類】
樹氷(rime ice) 小さな水滴がすぐ凍る。白く不透明でもろい
雨氷(clear ice) 大きな水滴が流れながら凍る。透明で硬く、取れにくい
混合氷(mixed ice) 両者の中間
ロータ・ブレードの着氷は、ブレードごとに付き方や剥がれ方が違うと、回転の釣り合いが崩れて振動の原因にもなります。
出典:平成31年3月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問14(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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