地上共振に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第12問
地上共振に関する記述で誤りはどれか。
- (1)地上共振とは、ヘリコプタのロータのバランスが崩れ、機体の固有振動数と同じ周波数か、整数倍の振動数で振動し、機体が損傷するまで振動の強度が増幅する現象である。
- (2)機体の一部を強く接地させるとブレードの位置関係がアンバランス状態となりこの現象を生起させる。
- (3)地上共振を止める方法は、ロータ回転数が通常運用の範囲内であればホバリングに移行し、ロータ回転数が低い場合はエンジンを停止しコレクティブを下げることである。
- (4)この現象は、降着装置が車輪式のタイプのヘリコプタでは生起しない。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
地上共振は、ロータが回転したまま機体が地面に接しているときに起こる現象で、車輪式の降着装置のヘリコプタでも起こります。むしろ車輪式では、タイヤの空気圧の不ぞろいや緩衝装置(オレオ)の状態が、機体の揺れ方を変えて共振の起こりやすさに関係します。「車輪式のタイプでは生起しない」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) ブレードのリード・ラグの乱れでロータの釣り合いが崩れ、その振動が地面に接した機体の固有振動数と合うと、機体が壊れるまで振動が大きくなることがあります 正しい
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(2) 片方の脚やスキッドから強く接地するなど、機体の一部を強く接地させると、ブレードの位置関係が不ぞろいになり、地上共振のきっかけになります 正しい
(3) ロータ回転数が通常運用の範囲内ならホバリングに移って機体を地面から離し、回転数が低い場合はエンジンを止めてコレクティブを下げます 正しい
【地上共振の起こりやすいロータ】
全関節型ロータのように、ブレードが回転面内で前後に動ける(ドラッギング)ものに起こります。ドラッグ・ダンパーでこの動きを減衰させ、降着装置の特性と合わせて共振を防ぎます。数秒で激しくなることがあるので、早い対応が必要です。
出典:令和元年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問12(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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