クロス・カップリングの記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空工学(回転翼) 第10問
クロス・カップリングの記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。ただし、ロータの回転が上から見て反時計回りのヘリコプタの場合とする。(a)前進飛行中に旋回のためサイクリック・スティックを左に操作すると機首は下がる。(b)前進飛行中に出力増加のためコレクティブ・ピッチ・レバーを上げると機首は下がる。(c)前進飛行中にサイクリック・スティックを後方に操作すると機体は左に傾く。(d)ヘリコプタの各機種によりクロス・カップリングの変位量や変位時期は異なる。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(d)の一つだけです。
クロス・カップリングは、ある操縦をしたときに、操作した軸とは別の軸にも機体の動きが現れる現象です。ロータが上から見て反時計回りのヘリコプタでは、前進飛行中に次の傾向があるとされます。
コレクティブを上げる → 機首が上がる(あわせて右に傾く)
サイクリックを左へ(左旋回) → 機首が上がる
サイクリックを右へ(右旋回) → 機首が下がる
サイクリックを後方へ → 機体は右に傾く
(a)誤り。旋回のためにサイクリック・スティックを左に操作すると、機首は上がる傾向になるとされます。「機首は下がる」は逆です(機首が下がるのは右旋回のときです)。(b)誤り。出力増加のためにコレクティブ・ピッチ・レバーを上げると、推力が増えて回転面が後ろへ傾こうとし、機首は上がります。「機首は下がる」は逆です。(c)誤り。サイクリック・スティックを後方に操作すると、機体は右に傾く傾向になるとされます。「左に傾く」は逆です。(d)正しい。クロス・カップリングの変位量や現れる時期は、ロータの形式などによって機種ごとに異なります。
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【操縦での注意】
現れる向きは、ロータの回転方向が逆の機体では逆になります。一つの操縦をするときは、ほかの軸の動きを見越して、サイクリックやペダルで小さく修正を加えます。
出典:令和元年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問10(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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