目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として最も近いも…

空中航法 第17問

目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として最も近いものはどれか。ただし、TC130°距離300 nm、TAS150 kt、風090°/30 ktとし、上昇降下は考慮しない。

正答 (4)
正答は (4)。1時間22分後です。 ETP(等時点)は、そこから目的地へ進んでも出発地へ引き返しても、かかる時間が等しくなる点です。往路と復路の対地速度(GS)を求めて計算します。 【往路(TC130°)の GS】 風は090°から吹くので、航路との角度差は 130 − 090 = 40°で、前寄りから吹く向かい風です。 向かい風成分 = 30 × cos40° ≒ 23.0kt 横風成分 = 30 × sin40° ≒ 19.3kt 偏流修正角 = sin⁻¹(19.3 ÷ 150) ≒ 7.4°
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航路方向の TAS 成分 = 150 × cos7.4° ≒ 148.8kt 往路の GS ≒ 148.8 − 23.0 ≒ 125.8kt 【復路(TC310°)の GS】 復路では同じ風が追い風側になります。 復路の GS ≒ 148.8 + 23.0 ≒ 171.8kt 【ETP までの距離と時間】 距離 = 全距離 × 復路GS ÷(往路GS + 復路GS)    = 300 × 171.8 ÷(125.8 + 171.8) ≒ 173.2nm 時間 = 173.2 ÷ 125.8 × 60 ≒ 82.6分 ≒ 1時間22分 【検算】 ETP から目的地へ (300 − 173.2)÷ 125.8 × 60 ≒ 60.5分 ETP から出発地へ 173.2 ÷ 171.8 × 60 ≒ 60.5分 どちらも同じ時間になります。 【ほかの選択肢】 (1)(2)(3) 1時間13分・1時間16分・1時間19分は、上の計算の結果と合いません 誤り 往路が向かい風なので、ETP は中間点(150nm)より目的地側になります。

出典:令和2年11月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 空中航法 問17(国土交通省 公表)出典元ページ

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