目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として最も近いも…
空中航法 第17問
目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として最も近いものはどれか。ただし、TC150°距離300 nm、TAS150 kt、風100°/30 ktとし、上昇降下は考慮しない。
- (1)1時間 00 分後
- (2)1時間 10 分後
- (3)1時間 18 分後
- (4)1時間 22 分後
正答 (3)
正答は (3)。1時間18分後です。
ETP(等時点)は、そこから出発地へ戻っても目的地へ進んでも、かかる時間が同じになる地点です。
【往路と復路の対地速度】
風100°/30kt、TC150°。風の吹いてくる向きと航路の角度差は 150−100=50°です。
向かい風成分 = 30 × cos50° ≒ 19.3kt
横風成分 = 30 × sin50° ≒ 23.0kt
偏流修正角 = sin⁻¹(23.0 ÷ 150) ≒ 8.8°
航路方向の速さ 150 × cos8.8° ≒ 148.2kt
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往路GS(TC150°) ≒ 148.2 − 19.3 = 128.9kt
復路GS(TC330°) ≒ 148.2 + 19.3 = 167.5kt
【ETPまでの距離と時間】
ETPまでの距離 = 全距離 × 復路GS ÷(往路GS + 復路GS)
= 300 × 167.5 ÷(128.9 + 167.5)
= 300 × 167.5 ÷ 296.4 ≒ 169.5nm
ETPまでの時間 = 169.5 ÷ 128.9 × 60 ≒ 78.9分
選択肢の中で最も近いのは1時間18分(78分)です。偏流修正角を無視して往路GS 130.7kt・復路GS 169.3kt で計算しても約77.7分となり、答えは変わりません。
【ほかの選択肢】
(1)(2)(4) 1時間00分・1時間10分・1時間22分は、上の計算の結果から離れています 誤り
向かい風で進むので、ETPは中間点(150nm)より目的地側になります。
出典:令和3年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 空中航法 問17(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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