飛行中の錯覚についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

空中航法 第18問

飛行中の錯覚についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)傾いた雲の稜線、不明瞭な水平線、地上の灯火と星の光とが入り混じった暗闇、地上灯火のある種の幾何学的な配列などによって、航空機の姿勢が実際の水平線に正しくアラインしていないような錯覚が起こり易い。(b)上昇から水平直線飛行に急激に移行すると、パイロットは前方に倒れるような錯覚を生じる。(c)急激な上向きの加速によって機が降下中であるような錯覚が生じ易い。(d)中耳器官の働きが止まるほど調和のとれた定常旋回中、パイロットが高度の低下に気づくとウィングレベルで降下しているような錯覚に捉われ易い。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(d)の二つです。 (a)正しい。傾いた雲の稜線、不明瞭な水平線、地上の灯火と星の光が入り混じった暗闇、地上の灯火の幾何学的な並びなどは偽りの水平線となり、姿勢を誤って合わせてしまう錯覚が起こりやすくなります。(b)誤り。上昇から急に水平直線飛行に移ると、後ろへ倒れていくような錯覚(逆転錯覚)が生じます。「前方に倒れる」は逆です。(c)誤り。急な上向きの加速を受けると、上昇しているような錯覚(エレベータ錯覚)が生じやすくなります。「降下中であるような錯覚」は逆です。(d)正しい。長く続く釣り合った旋回では、三半規管が旋回を感じなくなります。高度の低下に気づくと、翼が水平のまま降下していると錯覚し、旋回したまま引き起こして降下がさらに進む(墓場らせん)ことがあります。 【対処】 内耳の前庭器官の感覚は、加速度を受けると誤った情報を出すことがあります。視界の悪いときは、体の感覚ではなく計器を信じて操縦します。

出典:令和3年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 空中航法 問18(国土交通省 公表)出典元ページ

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