山岳波に関する説明で誤りはどれか。…
航空気象 第13問
山岳波に関する説明で誤りはどれか。
- (1)山岳波は山頂高度付近に逆転層などの安定層があり、山脈に平行に近い風向で風速が強いときに発生しやすい。
- (2)レンズ雲は高積雲や巻積雲が多い。ロール雲は積雲に似ていて、山の風下側山頂くらいの高度に現れ、雲中では回転性の激しい揺れがある。笠雲は気流が山腹に沿って滑昇するとき、冷却飽和してできる雲で、風下では少し垂れ下がって消える。
- (3)山岳波が卓越するのは冬季であるが、大気中の水蒸気が少なく雲が形成されないこともある。山岳波が予想される場合は、ロール雲が見られなくともローター域の飛行はできるだけ避けるべきである。
- (4)乱気流は山の風下側の低高度で多いが、時には対流圏上部から成層圏の下部まで揺れることがある。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
山岳波が発生しやすいのは、山頂付近の高さに逆転層などの安定層があり、山脈に「直角に近い」向きの強い風が吹くときです。山脈に平行な風では、空気が山を越えないので山岳波はできにくくなります。
【ほかの選択肢】
(2) レンズ雲は高積雲や巻積雲が多く、ロール雲は風下側の山頂くらいの高さに積雲のような姿で現れ、雲の中は回転性の激しい揺れがあります。笠雲は山腹を滑昇した空気が冷えて飽和してできる雲です 正しい
(3) 山岳波は冬季に卓越しますが、空気が乾いていると雲ができず、目印のロール雲が見えないことがあります。予想されるときは、ロール雲が見えなくてもローター域をできるだけ避けます 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 乱気流は風下側の低高度に多いものの、対流圏上部から成層圏下部まで揺れることがあります 正しい
【発生しやすい条件】
山脈に直角に近い強い風
上空まで風向がほぼ一定で、高さとともに風が強まる
山頂付近に安定層がある
出典:令和3年11月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問13(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「航空気象」のほかの問題
- 平成31年1月期 第13問温暖前線の特徴として誤りはどれか。
- 令和元年5月期 第18問下記の運航用飛行場予報気象通報式(TAF)において、日本時間5日午前1時の風向風速の予報
- 令和元年11月期 第12問日本列島に影響する二つ玉低気圧の特徴で誤りはどれか。
- 令和3年1月期 第1問国際民間航空で採用している標準大気の500hPa気圧面に対応する高度で正しいものはどれか
- 令和4年1月期 第2問国際民間航空で採用している標準大気の500hPa気圧面に対応する気温で正しいものはどれか
- 令和4年11月期 第3問比熱について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。
スポンサーリンク

