放射性逆転(接地逆転)について正しいものはどれか。…
航空気象 第4問
放射性逆転(接地逆転)について正しいものはどれか。
- (1)晴れた夜から朝にかけて地表面や地物が冷却し、それに接する空気の温度が低くなるために逆転層が形成される。
- (2)高気圧内では上層の空気層全体が沈降し、気温が断熱上昇しながら地表面に接地して逆転層が形成される。
- (3)冷たい地面上へ暖かい空気が流れ込み、下層から気温が下降して逆転層が形成される。
- (4)地面からの対流が達する乱流混合層(数100m~2km)の乱れの強い層内で、上下混合によって気温減率が乾燥断熱率を示す状態となり、その上の乱れの少ない層との間に逆転層が形成される。
正答 (1)
正答は (1)。正しいのはこれです。
放射性逆転(接地逆転)は、よく晴れて風の弱い夜に、地面や地物が赤外線を放射して冷え、それに接する空気が下から冷やされてできる逆転層です。明け方に最も強くなり、日が昇って地面が暖まると解消します。放射霧や煙霧による視程の悪化の原因になります。
【ほかの選択肢】
(2) 高気圧の中で上空の空気が沈降し、断熱圧縮で昇温してできるのは沈降性逆転です。上空にできることが多い逆転層です 誤り
(3) 冷たい地面(や海面)の上に暖かい空気が流れ込み、下から冷やされてできるのは移流による逆転(移流逆転)です 誤り
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(4) 乱流混合層の上下の混合で層内が乾燥断熱減率に近くなり、その上の乱れの少ない層との境にできるのは乱流逆転です 誤り
【逆転層と飛行】
逆転層は大気が安定な層で、その下に煙霧や霧がたまりやすく、視程が悪くなります。逆転層の上下で風が大きく違うと、離着陸時にウインドシアーに出会うことがあります。
出典:令和4年11月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問4(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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